名古屋の学生、仕送りは首都圏より多い? それでも苦しいことは変わらず...
[ドデスカ!-名古屋テレビ]2016年4月8日放送で大学生の仕送りについて紹介していました。
仕送り平均額 過去最少
「8万6700円」この額は、昨年首都圏の私立大学に入学した下宿生の、家賃を含む1か月の仕送り金額の平均です。
画像はイメージです(Images Moneyさん作成、Flickrより)
仕送りは15年連続で減少しており、最も多かった1994年と比べると3万8200円も少なくなりました。
さらに仕送りから家賃を除いた生活費を、1日当たりに換算するとわずか850円しか使えないことに。
名古屋の大学生26人に聞いてみたところ、平均で9万5500円、1日の生活費は1470円と首都圏の1.7倍という結果でした。
仕送り減で奨学金利用者増
しかし首都圏よりも多かったというだけで、大学生の厳しい懐事情は否めません。
中には家賃を除くと1〜3万程度しか残らないという学生や、奨学金とバイトで仕送りなしと答えた学生もいました。
奨学金を利用する学生は年々増加しており、最新の調査では約157万人と学生の51.3%が利用しているのだとか。
大学に行くのも当たり前となっている今、大人の事情で大学を諦めたりせずに、学業に専念できる環境を作ってあげたいですね。(ライター:神谷祐美)