名古屋めしの大トリ! あんかけスパゲッティの老舗「ヨコイ」、東京上陸
名古屋めしを代表する、老舗のあんかけスパゲッティ東京上陸
手羽先、味噌煮込みうどん、味噌カツと共に名古屋めし四天王に挙げられる、あんかけスパゲティ。"逆アルデンテ"状態の太麺ととろみのあるオリジナルソースがクセになると人気の「あんかけスパ」の老舗「ヨコイ」が、2016年4月15日、東京・六本木に初進出した。
「ヨコイ」は、1963年に創業した元祖あんかけスパの老舗。当時まだ一般的でなかったスパゲッティを広めるために、イタリア家庭料理のミートソースをヒントに日本人が好むようなソースを考案した。
その特徴は、麺とソースにあり、麺はソースとよく絡むように2.2ミリメートルと極太麺を使用(通常は1.6ミリメートル)。ボイルした後に表面をラードで炒めることで、外がカリッ、中がモチッとしたアルデンテとは逆の状態で提供する。
ソースは、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、トマトを丸1日煮込むなど、仕込みから提供まで1週間以上かけて仕上げるオリジナルのミートソース。独特のとろみは仕上げにでんぷんでつけている。この麺とソースの相乗効果で、名古屋を代表するグルメまで成長した。
看板メニュー「ミラカン」など珠玉の6品が登場
「ミラカン」¥950
今回の東京初進出は、創業以来50年以上直営店2店で味を守り続けてきたが、東京での名古屋物産展など催事への出店を経て、東京進出を望む声に押され満を持しての進出となる。
提供されるメニューは6品。「ヨコイ」の看板メニューである「ミラカン」(950円)は、創業当時に客の要望により生まれたもの。ソーセージ、ハム、ベーコンなどお肉メインの「ミラネーズ」とオニオン、ピーマン、トマトなど野菜メインの「カントリー」を合体させた最強メニューだ。
ほかにミラネーゼに海老フライを2尾トッピングした"THE名古屋"な「海老ネーズ」(1100円)、ハムと目玉焼きの人気コンビ「ハムエッグ」(850円)、アサリがたっぷり入った「ボンゴレ」(950円)、「ミラネーズ」(850円)、「カントリー」(700円)を味わえる。
「ヨコイ 六本木Juppy店」のオリジナルメニューとして、「北海道十勝産牛トロプレート」(1000円)や「3日煮込んだデミグラスソースが絶品のオムライスプレート」(1000円)なども展開する。
「海老ネーゼ」¥1100
「ハムエッグ」¥850
「ミラネーズ」¥850
「カントリー」¥700
「北海道十勝産牛トロプレート」¥1000
「3日煮込んだデミグラスソースが絶品のオムライスプレート」¥1000
実食してみると、まず極太麺の存在感に驚く。噛みごたえのある表面と中のモチモチ食感が絶妙。ソースも一見スープっぽい感じなのかと思いきや、とろみと極太麺のコラボでソースとしてよく絡む。
また、「名古屋はトッピング文化」との言葉もあるが、トッピングのソーセージやハムが懐かしい味わいで、たっぷりのオニオンとよく馴染む。店長のおすすめでタバスコやコショウを足して食べてもみたが、酸味とスパイシーさがプラスされて、また違った味わいを楽しめる。
全体的にボリューム満点で、クセになる味わいとの噂は本当だった。
タバスコとコショウをかけてみるのもオススメ
甘いソースにタバスコとコショウがよく合う
もっちり食感も◎
「ヨコイ 六本木Juppy店」は、月曜〜土曜の11:00〜17:00とランチタイムのみの営業になるが、同じ場所で18:00〜営業の「Resort Dining Juppy」でも、「ミラカン」「海老ネーゼ」「ボンゴレ」の3品は提供される。
東京で唯一楽しめる「あんかけスパゲッティ」の老舗の味、クセになる味わいにチャレンジしてみよう!
【ヨコイ 六本木Juppy店】
東京都港区六本木7-17-19 FLEG六本木 second 3F
月曜〜土曜11:00〜17:00