黒木渚、音楽創作のヒントは「本のジャケ買い」から

4月6日にニューシングル「ふざけんな世界、ふざけろよ」をリリースし、独特の文学的歌詞にますます磨きのかかるシンガーソングライター・黒木渚さんが、TOKYO FMの番組に出演。偶然の出会いを大切にする「本のジャケ買い」へのこだわりと、ランチタイムにおすすめの3曲を紹介してくれました。
（TOKYO FM の音楽ワイド番組「LOVE CONNECTION」のコーナー「STARBUCKS MUSIC BARISTA」4月13日放送より）


読書が日課だという黒木渚さんがこだわっているのは、「本のジャケ買い」。特定の作家を追いかけたりはせず、本屋での偶然の出会いを大切にしているのだとか。

「私のこだわりは、ジャケ買いのススメです。ミュージシャンですので、ジャケ買いと聞くとCDのジャケ買いかと思われそうですが、私がご紹介するのは本のジャケ買いです。毎日、読書するのを日課としていて、趣味も読書ということでいろいろ読んできたんですが、本屋さんに立ち寄るといつも、本の装丁であるとか本のタイトルで、気に入ったものを買うようにしています。気に入った作家がいるから、その人の過去の作品まで全部遡って読む、みたいなことではなくて、仕組まれていない出会い方をした作品のほうが、けっこう創作のヒントになったりするので、そういうふうに選んでいます。
パンチのあるタイトルだと『人間椅子』とか、『流しのしたの骨』みたいに、一発で何が書いてあるか知りたいと思うような本とか、美しい絵が装丁になっているものを選んで買っています。最近読んでいるのは『哲学用語図鑑』。これは旅先で読むものがなくなってしまいまして、コンビニに立ち寄ったらこの本が置いてあって。レンガくらいの大きさなんですけど、『哲学用語図鑑』というタイトルだけで買ってしまいまして、旅の間、そのレンガを抱えて歩くことになりました。みなさんもぜひ、読んでみてください」

そんな黒木さんが、おすすめしてくれたランチタイムに似合う3曲は、彼女が昔から大好きな曲たちでした。

「Dreamin'」（Weezer）
「このバンドは、私が大学時代の頃にドハマりしていたバンドで、当時お付き合いをしていた彼のおすすめで聴いたアーティスト。ちょうどその時期に来日公演がありまして、観に行ったらこの『Dreamin'』という大好きな曲をやってくれたのが、すごく懐かしい思い出です」

「田園」（玉置浩二）
「とっても有名な曲ですが、最近あらためてこの曲を聴き直して……CDバージョンだけでなく、ライブバージョンなんかも手を伸ばして聴いているんですけども、最高です、この曲！ メロとかアレンジとか、すべて含めて完全に私の気持ちを持ち上げてくれる1曲で。夜中に聴いちゃうと、テンションが上がりすぎて眠れなくなってしまいます。この曲を聴いてアッパーな気持ちになって頑張ってください！」

「Don't Know Why」（Norah Jones）
「この曲も私が昔から大好きな曲で、この曲を聴きながらランチをすると、すごく気持ちよく過ごせるんじゃないかと思って、選ばせてもらいました！」

黒木渚さんならではの過激な歌詞世界にどきりとするニューシングル「ふざけんな世界、ふざけろよ」は、現在発売中。4月23日からは福岡・福岡DRUM LOGOSを皮切りに、札幌、仙台、名古屋、大阪を経て、6月3日の東京・東京国際フォーラム ホールC公演まで続く全国ツアーが開催されます。詳しくは、黒木渚さんのオフィシャルサイト http://www.kurokinagisa.jp/ http://www.kurokinagisa.jp/をご覧ください。

動画を別画面で再生する https://www.youtube.com/embed/EaZRu-sCIh8

4月14日の「STARBUCKS MUSIC BARISTA」には、シンリズムさんが登場します。お楽しみに！