歌の力で廃部寸前の高校の合唱部の復活を目指す、女子高生の姿を描いたドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系・7月17日、夜10時スタート)。

今回、1000人のオーディションからヒロイン・香川真琴役に選ばれた芳根京子に現在の心境を聞いた。

「連続ドラマの主演をやりたい! というのは、このお仕事をしていくなかで遠い夢だと思っていました。今回、主演をやらせていただくことになり、本当に夢のような気持ちです!」

大きなプレッシャーがあるはずだが、楽しさのほうが上回っているようだ。

「真琴を演じている時間は楽しくて、不思議と疲れを感じないんです」

ドラマの舞台は、流行の最先端の街・表参道にある高校。真琴は離婚調停中の母とともに香川県から東京へ越してきた。合唱に打ち込んできた真琴は、両親の母校であり合唱の名門校『表参道高校』での活動を楽しみにしていた。

ところが、合唱部の栄光は過去の話。現在は廃部寸前の不人気な部に。顧問を務めるのは、香川にいたころ真琴に合唱の楽しさを教えてくれた教師・鈴木有明(城田優)。しかし、再会した有明には当時の情熱はなく、別人のようなダメ人間になっていた……。

それでも真琴はあきらめない。両親が青春時代を過ごした母校の合唱部でやらなければならないことがあるのだ。部の立て直しを決心し、行動を始める。

「ひとつのことしか見えなくなるのは、私との共通点かな。常にポジティブで周りに流されないで堂々としているところは見習いたいですね。行きすぎもあるけれど、憎めない愛されキャラです。演じながら、真琴みたいな友達が欲しいなと思っています!」

高校生のメーンキャストは、1000人の中から選ばれた実力派ばかり。芳根を含め、クランクイン前の4月下旬から歌の特訓を受けているという。

「みんなに助けてもらっているし、救われています。頑張って、みんなでいい作品にしていきます」

生え抜きの若手女優&俳優は、今まで以上の力を発揮しなければならない。制作側が求めるレベルの演技をするため、精進の毎日を送っている。

「家に帰ったらよく寝て、翌日に備えます。パワーフードじゃないけれど、毎日トマトを食べています。生のトマトをかじるのが大好きなんです♪」

流行の最先端の街で素朴な女子高生の真琴の起こす合唱部再生、壊れそうな家族の再生が見どころ。そして『翼をください』といった有名な合唱曲や、JUDY AND MARY『Over Drive』などJポップをアレンジした合唱曲が毎回楽しめるのも魅力のひとつ。

「真琴のパワー、歌の力の大きさを感じてくださいね。金曜の夜は『表参道高校合唱部!』を見ないと終わらないと思ってもらえるように頑張ります」