XFN-ASIAによると、米インターネット検索エンジン最大手グーグルの中国部門の周韶寧・上級副社長(営業・事業開発担当)が辞任する見通しとなった。これは、米経済誌「フォーブス」が同日付のウェブ版で報じたもの。

  中国では、同国検索エンジン大手のバイドゥ(百度)が台頭していることに加え、中国のインスタントメッセンジャーのソフトウエア大手、テンセント(騰訊)や米ポータルサイト大手のヤフーの中国部門であるヤフー・チャイナが新たなサービスを展開するなど、競争が激化しており、その中でグーグルの業績は低迷していることから、周氏の辞任説も取りざたされていた。

  また、1年前に周氏とともにグーグル中国部門の副社長に就任した李開復氏も、「新たな仕事に挑戦したい」という理由で、今月末までに辞任する意向を明らかにしている。【了】

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