【ファンキー通信】泣いてるワケを知りたい時は、涙の味で確かめろ!?

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 皆さんは最近いつ涙を流しましたか? また、その時の涙はどんな味だったでしょうか? というのも、「涙」には、涙が流れる原因となった感情の違いによって、異なる「味」が存在するコトがわかったんです。

 そもそも涙には、まばたきなど目を潤すための涙と、感情が高まった時や異物が目に入った時など、刺激に反応して出る涙の2種類があるのですが、今回お話するのは「反射性分泌」の涙のコト。反射性分泌の涙は、脳の刺激が神経に伝わることによって分泌されるのですが、この刺激される神経の場所が、感情の種類によって異なるのだそう。

 「悔しい時や怒った時など、心身が緊張した状態では“交感神経”が刺激され、ナトリウムを多く含んだ塩辛い涙が分泌されます。また、嬉しい時や悲しい時など、緊張が緩んだ状態では“副交感神経”が刺激され、カリウムを多く含んだ水っぽい味の涙が分泌されます」(医療関係者)

 悔しい時などに分泌される涙は、緊張により血管が収縮されているので、ジワジワと少量しか流れないのに対し、嬉しい時などに分泌される涙は、緊張が緩み、リラックスした状態で血管が拡張するため、量の多い涙が流れるんだとか。ところで、よく「泣くのを我慢するのはよくない!」なんて聞きますが、コレは本当なんでしょうか?

 「体の健康についての影響はわかりませんが、感情の高まりによる涙を我慢しても、目の健康には特に支障は無いと思われます。ただ、涙を流すと血中に含まれる余分なストレス物質が排出されるとも言われているので、我慢しすぎるとストレスが溜まる原因になってしまうのかもしれませんね」(同)

 ちなみに、「泣くと目が腫れてしまう」という人も多いようですが、コレは、泣いた時に目をこすったり、涙を止めようとまぶたを押さえつけてしまうコトが原因なんだそう。まぶたの皮膚は非常に薄いため、こすったり押さえつけたりすることで、毛細血管から大量の組織液が浸み出し、皮膚組織がむくんだ状態になってしまうのだとか。

 まぁ、恋人や友人など、大切な人がまぶたが腫れるほど泣いているワケを知りたい時は、涙の「お味見」をさせてもらうのもイイかも!?(清川睦子/verb)