ムツゴロウ王国崩壊危機 それでも「動物たちは飢えさせない!」
東京あきる野市の「ムツゴロウ動物王国」の運営会社だったグローカル21が破綻し、「ムツゴロウ王国」は崩壊の危機に瀕している。2006年10月16日付けスポーツニッポンが報じた。同紙によると、負債総額は8億円に上るという。
「ムツゴロウ動物王国」の旧運営会社グローカル21は来月には破産する見通しで、すでに設立者である”ムツゴロウ”こと畑正憲さんのプロダクションが「王国」の運営会社となっている。「王国」に土地を貸し出している東京サマーランドはJ-CASTニュースの取材に対し、
「グローカル21は賃料の延滞もあり、運営ができかねるとして、契約でムツプロ(畑正憲さんのプロダクション)に運営主体を移すことになった」
と答えた。ただ、負債額は相当なものと予想され、「王国」崩壊の危機には変わりはなさそうだ。
HPに「皆様にお詫び申し上げます」
当の「王国」は2006年10月16日、「王国」HPに
「皆様にはご不安、ご心配をおかけすることとなり、お詫び申し上げます」
との声明を掲載した。また、HP上の「動物王国はなくなってしまうのでしょうか」との質問には、
「動物王国はなくなりません。開園当初から運営を委託していた会社はこのような状況になりましたが、これからは私たちが皆さまの応援を心に刻み、自分たちの力で頑張っていきます」
と答えている。
同じく経営難で480頭もの犬が放置され、社会問題になっている広島県のドックパークを思い出した人も多いのか、「動物たちは大丈夫でしょうか」との問い合わせも多数届いたようだ。これに対し「王国」は、
「どんなに苦しくても、一緒にいる動物たちは飢えさせない!これは私たちの最優先です。(中略)今でも、たとえ自分たちは食べなくとも動物たちは飢えさせておりません。何があろうとも、動物たちのことは私たちが守ります」
と答えている。