イギリスの『The British Journal of Psychology』という心理学誌に、その結果をくつがえす驚くべき調査報告が掲載されている。リサーチャーであるニューカッスル大学のトヴィ博士は、空腹の男子学生30人と満腹の男子学生31人に対し、レオタードとレギンス(ぴったりした細いズボンのこと)を着用した女性50人の写真を見せ、「どの女性が魅力的に感じるか?」と質問。その結果、空腹の男子学生はより太めの女性を選ぶ傾向にあったんだとか。

 同博士は、「食料に乏しい地域と同じように、現代の英国でも空腹時には太めの女性が好まれるようだ。その理由としては、子孫を残すためにより健康的な女性を選ぶサバイバル本能が、現代社会であっても空腹時には発揮されるのではないか」と述べている。

 さっそく、とあるレストランにて料理が運ばれてくる前の男性客を対象に、アンケートを行ってみた。その結果は「太めの女性を支持」が2割、「細めの女性を支持」が8割と圧倒的な差で細めの女性が勝利! う〜ん、やはり空腹と本能は関係しないものなのか?

 そこで、今度は女性客をターゲットにアンケートを行ってみた。すると、約5割の女性が「太めの男性を支持」する好結果に! ただし、理由としては「普段から細めの男性は好きじゃない。何か頼りなさそう」という嗜好的な意見や、「太めの男性って、見てるだけでお腹が一杯になってくるから、ダイエット効果がある(笑)」などの利己的な意見が占めた。空腹時にも「ダイエット」の文字がチラつくなんて・・・いかに現代の日本が“食”に恵まれているか、ということだろう。

 何はともあれ、今回の結果は太めの男性諸君には朗報となったのではないだろうか。だけど、ここで「良かった〜」とスナック菓子の袋を開けているそこのアナタに、次の女性の言葉を送りたい。

 「“太め”ならいいけど、“太い”のは嫌です!」(21歳 女子大生)(安田明洋/verb)

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