【ファンキー通信】年収=労働時間≠やりがい≠ストレス・・・!?

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 皆さんは今の仕事に満足していますか? 転職サイト「リクナビNEXT」が働き盛りの20〜35歳の社会人を対象に行った調査で、現代のビジネスパーソンの「年収」と「生活」の実態が明らかになったんです。

 同調査によると、年収が上がるに従い1日の平均労働時間も長くなる傾向にあるという。もちろん、例外も多数存在するとはいえ、特に、年収500万円以上の人からは、10時間を超えるという結果になったのだとか。年収が多いなら、長時間労働は仕方ない・・・と納得してはみるものの、例えば年収の高さは仕事のやりがいとは比例するのでしょうか?

 「全体的には『年収=やりがい』という傾向は認められますが、年収が600万円台の層においては『やりがいを感じていない』という回答が目立ちました。この層には、大きな責任を負うマネジメント職やプロフェッショナル層が多いため、経営層が掲げる目標と現場のリアリティーの中で生じるギャップなどにストレスを感じる場面が多いことがその要因のひとつだと思います」(リクナビNEXT編集長 黒田真行さん)

 ん〜、板挟みって嫌ですね・・・。ちなみに、1ランク年収の下がる500万円台の層に関しては、「仕事は小さいながらも一任されている」と、意欲ある回答が多数。ほどよい立場だと、ストレスもあまり感じないってコトでしょうか?

 「年収300万円未満の層を除くと、年収が上がるにつれストレスも上がっていくという傾向があります。『年収が高い職務』≒『難易度が高く、期待される成果も大きい職務』≒『ストレスを感じることが多い職務』、というような関連があることは、一般的にも認められる傾向だと思います」(同)

 年収300万円未満の層が抱えるストレスは、上司との人間関係や職場に同年代がいないこと、自分の能力不足との回答が多く、それ以上の層に関しては、仕事に対する責任感や難易度、仕事量など、年収が上がるに伴い、強くストレスを感じる傾向があるよう。もちろん、年収だけが全てではありませんが、ぶっちゃけストレスが多いけれど年収が高いのと、マイペースでストレスが少ないけれど年収が低いの、どっちがイイんでしょうかね?

 「単に誰かと比べて年収が高ければ『よい』、逆に年収が低ければ『悪い』とは言い切れません。報酬を支払う側と報酬を受け取る側の両者が、“その仕事の評価”をしっかり納得しあえている状態かどうかが、一番重要なのだと思います」(同)

 ちなみに、余談ではありますが、最もストレスを感じている職種は「マスコミ系」なんだとか。「仕事量が多い割に給与は不遇」、「やりたい仕事に携われない」など、どこかで聞いたことのあるような、ないような・・・。(清川睦子/verb)

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