絶不調のレアルにファンが怒り…カシージャスとベイルに批判が集中

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 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが10日に行われ、レアル・マドリードはDF内田篤人が所属するシャルケに3−4で敗れた。同試合後に、ファンからもっともブーイングを受けていたのが、主将のスペイン代表GKイケル・カシージャスと、ウェールズ代表MFガレス・ベイルであることが明らかになった。スペイン紙『マルカ』が報じている。

 シャルケ戦を乱打戦の末に落としたレアル・マドリードは、2試合合計のスコアにより、なんとか準々決勝に勝ち進んだが、最近のリーガ・エスパニョーラでの低調なパフォーマンスが続くチームは地元メディアに“危機”と報道された。

 そんな中、同試合でサンティアゴ・ベルナベウの観衆が最もブーイングを浴びせたのはカシージャスとベイルだった。ポルトガル代表DFファビオ・コエントランやドイツ代表MFサミ・ケディラ、元スペイン代表DFアルバロ・アルベロアら控え組も野次を飛ばされていたが、レギュラー陣ではキャプテンとウェールズ人アタッカーが最も槍玉に挙げられてしまった。

 カシージャスは4失点を喫してしまったが、観衆は「もっと何かできたのではないか」と不満を感じているようだ。一方で同紙は、終盤にあと1点を奪われれば、敗退が決まっていた場面で、チームを救うセーブを披露したカシージャスの重要性を再認識したと擁護している。

 また、ベイルも批判の矢面に立たされている。特にファンはベイルにディフェンス面での貢献がないことを不満に思っている。それでもゴールを奪っていればファンは納得するかもしれないが、9試合連続で無得点など攻撃面でも精彩を欠いており、再び輝きを放つまでは批判を浴び続けるのかもしれない。