様々な統計情報を中心にサッカーを紹介するイギリスのサイト<Squawka>が、各ポジションのフリーキックの名手を集めた「セットプレーのスペシャリスト」ベストイレブンを選出した。その中には、かつてグラスゴーのセルティックFC時代に伝説的なフリーキックを決めた横浜Fマリノスの中村俊輔選手も含まれている。

このベストイレブンには中村選手のほか、デル・ピエロ選手、ロナウジーニョ選手、ピルロ選手など名だたる現役選手をはじめ、やはりフリーキックに定評のあった元英国代表のベッカム氏などが選出。今週末、かつて在籍したセルティックの本拠地セルティック・パークのハーフタイムに登場する予定の中村選手だが、やはり06−07年シーズンのチャンピオンズリーグにおけるマンチェスター・ユナイテッド戦での劇的なフリーキックがファンの記憶に鮮烈に残っているようだ。



この特集企画は記録より“記憶”に重点が置かれているようで、ネット上では「クリスチアーノ・ロナウドもジーコもマラドーナもいない」といった不満も出ているが、紹介されているプレイヤーはまぎれもなくFKのスペシャリストばかり。日本のサッカー史でも指折りのキッカーである中村選手は、古巣への帰還を前に、欧州でその才能が再評価されているようだ。