台湾メディア・蘋果日報は14日、今年に入って航空機事故が相次いだマレーシア航空で、今度は客室乗務員が乗客にセクハラ行為をした疑いでフランス当局に身柄を拘束されるアクシデントが発生したと報じた。

 記事は、今月4日のクアラルンプール発パリ行きMH20便の機内で、男性客室乗務員が女性客に対してセクハラ行為を働いた疑いにより、フランス警察当局に身柄を拘束されて取り調べを受けたと伝えた。

 また、同航空も14日にマレーシアメディアに対し、乗務員がセクハラ行為で拘束されたことを事実として認めたとした。フランスメディアによると、被害を受けたとされるのはオーストラリア国籍の女性で、乗務員は機会をうかがって女性客の近くに座ったのち、セクハラ行為に及んだという。

 マレーシア航空をめぐっては、今年3月8日にクアラルンプール発北京行きMH370便がタイランド湾上空で行方不明となった。また、7月17日にはアムステルダム発クアラルンプール行きMH17便がウクライナ上空で撃墜されたとみられる事故が発生。相次ぐ事故によって深刻な経営難に陥っていた。(編集担当:今関忠馬)