「ヨーロッパでの試合は決して簡単ではない。特別な魅力がある。アヤックスは良いサッカーをするし、素晴らしい伝統を持つクラブだ。十分に注意が必要となる。テクニカルな面で良い試合をしなければいけない。簡単に相手のボールを渡さないようにしなければならないね」

ミランのマッシミリアーノ・アッレグリ監督は、1日に行われるアヤックスとのチャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節を前に、このように話している。ここで勝てば、決勝トーナメント進出が見えてくる一戦だ。アッレグリ監督はこう続けた。

「勝てば我々は(突破の)可能性が高まる。バルセロナとの2試合に、より落ち着いて臨むことができるだろう。大変な困難が待っていることは分かっている。正しい試合をしなければいけない。サンプドリア戦では少しだけ前進できた」

マリオ・バロテッリに関する質問も避けられないだろう。

「今回の処分で、サッカーをするには姿勢を変えなければいけないということを彼が理解したことを願っている。明日、バロテッリは出場する。プレーのことだけを考えなければいけない。チームと自分を助けることだけを考えなければならないんだ」

バロテッリはロビーニョとコンビを組むと見られる。“犠牲”となるのは、アレッサンドロ・マトリだ。

「マトリがベンチスタートとなる可能性はある。日曜のリーグ戦ではバロテッリがいないし、何よりもストライカー陣の特長からいってもね。明日はバロテッリとロビーニョがコンビを組む。だが、マトリはミランに来てからよくやっているよ。ゴールはないが、チャンスは手にしている」

バロテッリについては、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役も言及している。

「マリオはすでに成長した。一方では、リアクションを抑えなければいけない。もう一方で、彼は少し守られなければいけない。深刻なファウルを受ける多くの選手と同じようにね。私からすれば、それらのファウルはレッドカードに値するが、実際にはイエローカードで済んでいる」