韓国のコミュニティーサイト「ガセンギドットコム」の掲示板に「自虐史観脱却、教育委制度是非、費用負担減…多様な焦点」とのスレッドが立てられたところ、韓国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

 スレ主は、日本の参院選における各党の教育改革についての公約に関する記事とともに、日本のネットユーザーのコメントを紹介した。

 記事では、自民党は歴史教育や大学入試制度などの抜本改革を主張。日本維新の会とみんなの党は、教育委員会制度の抜本改革などを挙げた。民主党は、無償化制度の所得制限反対など、主に教育費の負担軽減、共産党は公教育に侵略戦争の美化・肯定を持ちこむのは許されないと訴えている、などと紹介した。

 日本のネットユーザーの反応としては、「自虐歴史は止めてもらいたい」、「自分の国の悪口ばかりの教師は最悪だ」、「自虐史観から卒業すべき」、「自分の国を愛するということの何が悪いのか」など、日本のこれまでの歴史教育に対して、否定的な意見が数多く見られた。また、「日本は自虐史観を教えながら、韓国は反日教育を行っている」という意見もあった。

 一方、韓国のネットユーザーからは、「韓国が反日教育をしているという馬鹿話をいい加減にやめるべき」、「日本は戦争を起こしたくせに、周辺国を発展させたと美化する」、「自虐史観というが、爪の先ほどの真実しか教えていない」、「明白な歴史的事実を隠ぺい操作するのが自虐?」として、日本の歴史教育はまだまだ不足しているとの見方が並んだ。

 さらに、自民党などの教育改革について「歴史を日本賛美のファンタジーにしようとしているのか」、「自虐史観という言葉があること自体が、すでに日本はねつ造した歴史教育するという明確な証拠」などという声も寄せられた。また「歴史を忘れた民族には未来はない」との意見もあった。

 韓国では日本の歴史教育に対して、厳しい視線を送る人が多いようだ。(編集担当:李信恵・山口幸治)