「SMAP」草なぎ剛が韓国の番組で「国際的侮辱」を受ける 猿マネ芸人の事務所が「軽率なギャグだった」と謝罪
アイドルグループ「SMAP」の草なぎ剛さん(38)が韓国のテレビ番組で、「国際的な侮辱を受けた」などと韓国内で騒動になっているという。
韓国では日本人を最も侮辱する行為の一つに「猿マネ」をする、というのがあるらしく、番組で韓国のタレントが猿のマネを披露して、猿のように変形させた顔を草なぎさんに突きつけた。草なぎさんは何が起きているのか分からずに呆然となり、出演者や番組観覧者のいるスタジオが大爆笑に包まれた。
草なぎのポカン顔でスタジオは大爆笑に包まれた
韓国人が日本人を侮辱する猿マネは2011年1月5日に開催されたサッカーアジア杯準決勝の日韓戦でも起きていて、韓国代表のキ・ソンヨン選手がゴールを決めた後にカメラの前に駆け寄り、左手で顔をかくしぐさ「猿セレモニー」をしたとして韓国内で大騒ぎになった。
草なぎさんが出演した番組は13年2月7日放送のMBC「膝打ち導師」というトークバラエティー。草なぎさんと番組司会者が会話をしている最中に、画面後方に設置された出入り口のようなところからいきなり、同番組レギュラーのお笑い芸人ユ・セユンさんがゴリラかヒヒを連想させる動きで現れ、猿のような顔を草なぎさんの前に突きつけた。草なぎさんがポカン顔をするとスタジオは大爆笑に。
ユさんは「こんにちは」という挨拶の変わりにギャグを披露したが伝わらなかった、と言い訳をした後、今度は草なぎさんに何かギャグをやってくれとリクエストした。草なぎさんは笑顔で快諾し、立ち上がるとビートたけしさんのギャグ「コマネチ」を披露。そして、ユさんや司会者など出演者全員で「コマネチ」をやって大いに盛り上がった。
十八番の芸であり相手を卑下する目的はなかった
この草なぎさんにやった猿マネが韓国で騒動になっている。韓国の芸能ニュースサイト「TVデイリー」によれば、「国際的な恥さらしだ」と糾弾されているのだという。草なぎさんはチョナン・カンの名前で韓国デビューしている人気者で、韓国語が堪能、韓国愛に満ちた日本の大スターに対してあまりにもスキャンダルで無礼すぎる史上最悪の番組だった、ということらしい。そして「電波がもったいない」「侮辱するのが目的なら招待するな」「チョナンカンが韓国を嫌いになっても何も言えない」といった視聴者の意見を掲載している。
今回の騒動で猿マネをしたユさんにも非難が殺到し、ユさんの所属事務所コエンスタズは放送の翌日、韓国メディアの取材に対し、サルの物真似はユさんの十八番の芸であり相手を卑下するという目的はなかった、と釈明。ただし、視聴者からの指摘の通り軽率なギャグだったかもしれない、とし
「不快に思われた方々には申し訳ないと思っている」
と謝罪した。
今回の件について日本のネットの掲示板やブログには、
「なんで猿のマネをしただけでこんな大騒動になるんだ?」
といった疑問が多く出ている。また、
「韓国でそんなに人気があるなら、草なぎは韓国を活動拠点にすればいい」
などといった意見も出ている。