不況でも旅行したい!  台湾の出国者数、過去最高

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(台北 16日 中央社)交通部観光局が15日発表した統計によると、昨年の台湾の海外渡航者数は前年比6.84%増の延べ1240万人に達し、過去最高を記録した。台湾の景気は低空飛行が続いているが、トラベル環境の充実度は高まっており、人々の旅行意欲は上昇気流だったようだ。

主要目的地で伸び率が最も高かったのは日本で、渡航者数は37%増。2位は韓国で25.9%、3位はシンガポールの16.4%。

この3カ国はいずれも、昨年中のフライト本数や拠点の増加、格安航空会社の参入などがあり、チケットの平均価格帯も値下がり傾向にある。

一方、海外からの台湾訪問者数も前年比20%増で、過去最高となる延べ731万人に達した。このうち中国大陸からの44%増(258万人)が伸び率最多で、次いで香港・マカオの+24%(93万人)、マレーシア+10.8%(34万人)、日本+10.6%(144万人)だった。