試合 :2014年ワールドカップ アジア最終予選 第4戦
開催日:2012年9月11日
結果 :日本代表勝利
スコア:「1−0」
得点者:前田遼一

0:        ○○○○
1:○○○○ ○○○○  ○○○○ ○○○○
2:清武弘嗣            岡崎慎司
3:     ○○○○  ○○○○
4: 本田圭佑          前田遼一
5:○○○○ ○○○○  ○○○○ ○○○○
6:長友佑都 遠藤保仁  長谷部誠 駒野友一
7:
8:     伊野波雅彦 吉田麻也
9:        川島永嗣

この試合で、前田と本田が、どういう動きをすれば良かったのかと言うと、上図のように、3と4の列のサイドのスペース、そこに前田と本田が行けば良かった、という事ですね。もちろん、前田と本田、どちらが左でも右でもOKです。これで、前田か本田か、どちらかフリーになっている選手の方へ、CBのところから縦パスを入れる、という事ですね。

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1:○○○○ ○○○○  ○○○○ ○○○○
2:清武弘嗣            岡崎慎司
3: ○○○○   ○○○○ 前田遼一
4: 本田圭佑
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6:長友佑都 遠藤保仁  長谷部誠 駒野友一
7:
8:     伊野波雅彦 吉田麻也
9:        川島永嗣

そして、おそらくは、ボランチの1枚が本田をマンマークしていましたので、上図のような形になり、前田がフリーになる、という事が多くなるか、

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2:清武弘嗣            岡崎慎司
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4: 本田圭佑          前田遼一
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6:長友佑都 遠藤保仁  長谷部誠 駒野友
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8:     伊野波雅彦 吉田麻也
9:        川島永嗣

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2:清武弘嗣            岡崎慎司
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4: 本田圭佑          前田遼一
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6:長友佑都 遠藤保仁  長谷部誠 駒野友一
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8:     伊野波雅彦 吉田麻也
9:        川島永嗣

相手のもう1枚のボランチ、もしくは、CBの1枚が前田に付いてくれば、上図のどちらかの形となり、その生まれたバイタルエリアやゴール前のスペースに向かって、走ってパスを受けたり、そのスペースに向かってドリブルしたり、という事で、これが、スペースを作りスペースを活かす、という事ですよね。

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2:清武弘嗣    前田遼一    岡崎慎司
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4:        本田圭佑
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6:長友佑都 遠藤保仁  長谷部誠 駒野友一
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8:     伊野波雅彦 吉田麻也
9:        川島永嗣

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2:清武弘嗣 本田圭佑  前田遼一 岡崎慎司
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6:長友佑都 遠藤保仁  長谷部誠 駒野友一
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8:     伊野波雅彦 吉田麻也
9:        川島永嗣

これで、清武と岡崎が3と4の列のところに下がる事でボールを受けられた、それが起点となっていた、というのは前回のエントリーで書いた通りですが、但しこれだと、サイドを崩してセンタリングを上げたとしても、イラクの中央のところにはスペースが生まれていませんから、それだと多くの場合は跳ね返されてしまいますよね。