同居していた19歳の女子大生に対し12時間にわたり数百発殴るなど暴行を加えたとして、8月12日、大阪府茨木市五日市のホスト・綱目貴文容疑者(34)が殺人未遂容疑で府警茨木署に逮捕された。
 「暴行は11日朝から食事とトイレの時間を除いて間断なく行われた。その後、2人が車で近くのリサイクルショップへ行ったところ、店内で女子大生が外傷性ショックのために倒れて気を失ったのです」(社会部記者)

 女性は肋骨骨折など全治1カ月の重傷。警察が病院に駆けつけた時、付き添った綱目容疑者は逃走していたが、翌日、自宅に戻ったところを張り込んでいた茨木署員に逮捕された。
 綱目容疑者は「女性が他の男と気易く口をきくのが気にくわなかった。殺すつもりはなかった」と殺意を否認しているというが、呆れるのはその暴行癖だ。
 「10年前の'02年8月には、仲間4人と一緒に22歳のホストを12日間監禁し、紐で両手を縛り殴るなどした上、ホストの父親から解放する代わりにと約170万円を脅し取って、4年半の実刑判決を受けている。さらに仮出所した直後の'07年2月には、当時同居していた女性(22)を暴行し死亡させ、傷害致死で5年の実刑判決。女性を殴る蹴るした理由が、『寝ていたところを起こされたから』というから、救いようがありません」(同)

 綱目容疑者は今年春に出所しており、何食わぬ顔で再びホストの職に就いていたという。
 「彼は主にミナミのホストクラブを転々としていました。まあまあイケメンだし、口もうまい。接客ぶりも良くホストとしては優秀なほうでした。客の前でキレることなんてなかったし、むしろ優しいほうでしたよ。驚きましたね」(ミナミのクラブ関係者)

 警察での供述ぶりも素直で、捜査関係者も「あんな温和な男が荒っぽいことをするのか」と驚きを隠せない様子だという。被害者はギャップに騙されたのか。