給料額トップはスクウェア・エニックスHDの1709万円。東京電力の年収は653万円。その他、日本の高給会社トップ100社を一挙公開!

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 日本企業の年間給料の最高額は、ドラゴンクエストなどゲームソフトを展開するスクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)の1709万7000円だった。

 3月決算企業の有価証券報告書の届出が完了、公開された。

 同じ決算書でも証券取引所に提出される決算短信に比べて、有価証券報告書は記載される情報が多彩で、より多くのデータが公開されるのが特徴だ。

 そのひとつが各企業の社員の給与の金額。これをみれば、その会社の社員の給料の平均額が一目瞭然にわかってしまう。

 今年、日本一の高給会社の栄誉に輝いたのは?

最高給はスクウェア・エニックスの1709万円!

 下図をみてほしい。

 これは有価証券報告書届出ベースでみた、年間の給与額の多いベスト20社と、その会社の従業員数及び平均年齢を示したものだ。

 給料トップはゲームソフト大手のスクウェア・エニックス・ホールディングスで、一人当たりの年間給与の平均額は1709万7000円。

 そしてそして ―――

テレビ局か各社が上位に勢揃い!

 第2位はフジ・メディア・ホールディングス(4676)で1510万円、3位は日本テレビ放送網(9404)の1425万円、5位は朝日放送(9405)の1397万円、6位がTBSホールディングス(9401)の1377万円。

 さらに、11位はテレビ朝日(9409)の1303万円、12位は毎日放送(非上場)の1290万円、14位はテレビ東京ホールディングス(9413)の1287万円、19位は九州朝日放送(非上場)の1244万円。

 なんとベスト20にテレビ局8社が、年収1200万円以上で名前を連ねた。(テレビチャンネル選択時の参考にしてほしい)

 このほかでは、4位三菱商事(8058)、8位三井物産(8031)、9位(8053)、15位伊藤忠商事(8001)と、総合商社大手が1200万円から1300万円と、評判に違わぬ高額となった。

高給の理由は持株会社制?

 また図中、赤字で示したのが持株会社だ。

 持株会社はグループ会社の株式を保有する会社であり、事業活動は行わない。そのために社員数は、スクウェア・エニックス・ホールディングスが21人、フジ・メディア・ホールディングスが25人など、社員はごく少数の幹部のみだ。そのために社員の平均給与額は事業会社に比べて高額になってしまう。

 それぞれの連結子会社を含めたグループ全体の社員数をみると、スクウェア・エニックスは3424人。フジ・メディア・ホールディングスは6112人おり、この全体の平均は非公開だが、持株会社のみの給与額よりは金額が低下することは間違いない。

 では、逆に年間の給与が少なかった会社は、どこだろうか?

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