ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役とレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が8日、ニューヨークで会談する。何よりもMFカカーの去就に関して話すための会合だ。

ミランは資金がかからない形での移籍を求めている。カカーをレンタルで放出することになれば、レアルはイメージの上で大きなダメージを受ける恐れがある。だが、ジョゼ・モウリーニョ監督の考えが変わらなければ、ペレス会長にはベンチでかなりの“資本”を凍結させる恐れがあるのだ。さらに、カカーの高額サラリーはレアルの金庫にとってさらなる重荷となる。

だが、これらの計算でも、ガッリアーニ代表取締役が楽観的になるには十分ではない。このビジネスにおいては、あまりに多くのことがあるからだ。ミランは動きの激しいマーケットの終わりを待ち、別の道を選ぶかもしれない。

例えば、センターフォワードで言えば、以前のプロジェクトが再び持ち上がるかもしれない。ローマで余剰戦力となっているFWマルコ・ボッリエッロだ。一方、センターバックについては、モンペリエDFマプ・ヤンガエムビワとの交渉を続けている。だが、現時点でモンペリエには、ディスカウントに応じるつもりがないようだ。交渉は長引くだろう。OKサインが出るのは、月末になるかもしれない。