中国山東省文登市で11日夜、市内を流れる川の水面に水死体のようなものが浮かんでいるのが発見された。1000人近い傍観者が見守る中警察間18人が約1時間かけて引き揚げたところ、「水死体」はダッチワイフだったことが判明した。中国新聞社が伝えた。

 現地時間11日午後5時ごろ、同市内を流れる抱龍河に水死体のようなものが漂っているとの通報が同市の天福派出所に入った。警察官が現場に急行すると、河岸から40−50メートルほど離れたところに「水死体」を発見した。

 警察官が道具を使って引き揚げようと試みるも河岸から距離があって失敗。その間に野次馬がみるみるうちに集まりだして周囲の交通がマヒし、消防車両が現場に到着できない騒ぎとなった。

 18人もの警察官を現場に出動させ、約40分間格闘した末ようやく引き揚げたものはなんとダッチワイフだった。警察は、野次馬の疑念や恐怖を解くために、「捕獲物」を河岸に晒したうえで解散させたという。(編集担当:柳川俊之)