チームの若返り、そして何よりサラリー上限の減額を進めていく中で、インテルはGKの変更もよしと見ている。ジュリオ・セーザルに具体的なオファーが届いた場合の代役として、以前から見出しているのが、ウディネーゼGKサミル・ハンダノビッチだ。

ハンダノビッチはすでにどのクラブにとっても保証となっている。それは、インテルのアンドレア・ストラマッチョーニ監督も同じだ。同監督はJ・セーザルを高く評価しているが、ハンダノビッチには多くのアドバンテージもあり、指揮官は同選手を歓迎するだろう。

まずは年齢。32歳のJ・セーザルに対し、ハンダノビッチは27歳だ。そして何よりも金銭面の違いである。J・セーザルは2014年まで年俸450万ユーロ(約4億5000万円)だが、ウディネーゼと2016年までの契約を結ぶハンダノビッチは、年俸70万ユーロ(約7000万円)だ。

一方、インテルとあと2年の契約を残すものの、最近になってフラメンゴやフェネルバフチェといったクラブへの移籍が噂されているDFルシオは、ブラジル『フットプレス』を通じて次のように話している。

「僕がインテルに抱いている大きな愛情は、みんなが知っている。インテルで僕はたくさんのタイトルを獲得したし、常にうまくやっていた。契約はあと2年だ。浮き沈みの多いシーズンだったことは分かっているし、誰もそれには満足していない。僕も含めてね」

「僕の残留は、僕だけで決まるわけじゃない。インテルの希望次第だ。2014年までの契約なんだからね。僕の未来は神の手にある。プロとしてのキャリアでずっとそうだったようにね」

DFクリスティアン・キヴの契約延長(2年間)に向けて大きく動いてもいるインテルだが、彼らのマーケットは放出に懸かってもいる。だからこそ、フロントは打診にとどまっているのだ。直近で動いたのは、パルマFWセバスティアン・ジョヴィンコの獲得だ。だが、同選手はユヴェントスとパルマが共同保有している。

また、ボローニャMFガストン・ラミレスやカターニアFWアレハンドロ・ゴメスのことも忘れてはいけない。ボローニャにはすでにオファーを提示している。