トッテナムが1800万ユーロ(約18億円)でインテルナシオナウFWレアンドロ・ダミアンの獲得にトライした。だが、インテルナシオナウは交渉を始めることすら望まなかったようだ。彼らはL・ダミアンに2000万ユーロ(約20億円)の価格を付けている。交渉できないということだ。

そのため、“ゲーム”はほかのクラブにも開かれている。例えばローマは様子をうかがっており、ユヴェントスも一つのオプションとして見ている。とはいえ、ユヴェントスの場合は、エディンソン・カバーニやゴンサロ・イグアイン、ロビン・ファン・ペルシに続く候補だ。

しかし、L・ダミアンは欧州移籍を急いでおり、その旨を代理人たちに伝えた。そして代理人たちは、(以前よりずっと冷めてはいるが)ミランやパリ・サンジェルマンともコンタクトを再開している。今後のブラジル代表の親善試合が、彼にとって重要なショーウィンドゥとなるだろう。

一方で、リーベル・プレートMFルーカス・オカンポスをめぐる争奪戦も激しくなっている。マンチェスター・シティの関係者が、リーベルのダニエル・パサレラ会長や所有権の50%を持つ会社と接触した。パサレラ会長は何度となく、現時点でオカンポスを放出することはできないと主張している。だが、少なくとも5クラブが交渉しており、そこにはユヴェントスも含まれている。

問題は金額だ。ハビエル・パストーレを思い起こさせる彼の評価額は、もはや3000万ユーロ(約30億円)に達している。ユヴェントスをおののかせる金額だ。だが、彼らもレースに残っている。それは、選手がイタリアサッカーを重視し続けているからでもある。

6月半ばまでにより状況が明確になるだろう。パサレラ会長はオカンポスの売却を望むかもしれない。だが、少なくとも前期リーグ、すなわち12月までは、彼を引き留めたいと望んでいるはずだ。

最後にロマンティックな話を。現在コロンのスポーツディレクターを務めるガブリエル・バティストゥータ氏が先週、フィオレンティーナに連絡を取り、将来が嘱望される若手2選手の獲得を助言したようだ。

バティがマシア氏(スカウト)に勧めたのは、1992年生まれのグラツィアーニと、U-20アルゼンチン代表でもあるルケだ。新たなフオリクラッセをプレゼントすることで、バティがフィオレンティーナに新たな”ゴール“を決めたとしたら…。