先日の鹿島vs浦和戦での審判のジャッジについて云々言ってる方が(特に鹿島方面に)多いようなのです。まあ、確かにに浦和が貰ったPKはエリアの外臭いですけど。(でも、ファールには間違いないんで、新井場はレッドカードでもおかしくないかも?)その他に言われてるのは、大迫と槙野がからんで大迫のファールと判定されたところはファールじゃないんじゃないかってところですかね。確かに微妙な判定ですが。

とまあ、ここでは鹿島vs浦和戦の判定自体の事を書きたいんじゃなくて、書きたいのは、これらの判定にたいしてジョルジーニョ監督が唱えた異議が、どこにも掲載されていないこと。J'sGoal(Jリーグメディアプロモーション社運営)では審判批判の発言は全てカットされて掲載されるのは有名ですが、鹿島アントラーズのサイトにも何処にも書かれていません。唯一掲載されているのは、浦和のオフィシャルサイトという皮肉な(?)状態。なんで、審判に対する意見が隠されてしまうのでしょうか?

過去にも怪しい判定があって、関係者やサポーターが疑問に思った事は数知れずありました。そりゃ、人間が判定することだから間違いはあり得ます。ただ、審判側が誤りを認めることはほとんどありません。審判委員会では怪しい判定について検討して審判技術の向上に役立てているらしいですが、その事が外部に漏れることはほとんどありません。まさに聖域になっていて、それについて語ることがタブー化されてしまっています。

そして、そういった”隠される”事が、サポーターや関係者に不信感を抱かせる原因となっています。
ヨーロッパでは、審判が誤審を認めることがあり、判定について検証するテレビ番組まであると聞いています。Jリーグでも審判委員会の検討をもっとオープンにして、間違いは間違いと認めて、誤って出したカードは記録から取り除き、間違って流した危険なプレーにはカードを記録するような制度にすべきではないでしょうか?(現状でも、間違って他人に出したカードは訂正されますね。)

現状では、変に審判が守られ過ぎてしまって、かえって不信感を増長させてしまっています。審判が批判の矢面に立ってしまうのを防ぎたいという思惑があるのかもしれませんが、少なくとも、変に隠し立てすることだけは止めるべきだと思います。怪しい判定には、誤審でも誤審じゃなくても納得できる説明を!