25日のユヴェントス戦で、インテルMFフレディ・グアリンが招集メンバー入りするかもしれない。1月のマーケットで加入したものの、「謎の物体」的な存在のままとなっている同選手だが、21日には2日連続でチームトレーニングに参加した。

グアリンはポルトからふくらはぎに損傷を抱えた状態で加入。1カ月以上離脱したままとなっている。正式に招集されるかは、24日にならなければ分からず、22日と23日にかけ、グアリンは最終チェックを受けることになる。ユヴェントス戦のピッチで見ることができないとしても、試合の雰囲気を感じさせることになるかもしれない。

彼の獲得には皮肉や疑いの声もあるが、グアリンはインテルのシーズン終盤戦にとって本当に重要な存在となるかもしれない。150万ユーロ(約1億7000万円)のレンタル移籍での加入だが、1200万ユーロ(約13億3000万円)の買い取りオプションがついている。

インテルにとって、彼は新たなデヤン・スタンコビッチとなる可能性がある。グアリンは中盤インサイドを戦場とするが、相手を抜く能力もあり、何よりも力強くて正確なシュートがある。

夏のコパ・アメリカではコロンビア代表のリーダーだった。気迫とパーソナリティーを持つ彼は、2006年にサンテティエンヌに加入。2年後にポルトへ移籍し、2度のリーグ制覇と3度の国内カップ優勝、ヨーロッパリーグ制覇を経験した。2010-11シーズンでは10ゴールを挙げている。アンドレ・ビラス=ボラス氏の退任と、ビトール・ペレイラ新監督との軋轢から、グアリンは「売却可能」のリスト入りとなった。

ユヴェントス戦に間に合わないとしても、4月1日のジェノア戦では確実に間に合うはずだ。