リヴァプールMFアルベルト・アクイラーニがミランの選手になった。24日に、同選手の代理人であるフランコ・ザヴァッリャ氏がリヴァプールと会談し、リヴァプールとの間の補償問題も解決している。ミランもアクイラーニも、もはや時間を無駄にしたくないと思っており、アクイラーニは24日中にミラノ入りする予定だ。25日にはメディカルチェックが行われ、サインがかわされることになる。

ミランの「ミスターX」はアクイラーニということになった。ザヴァッリャ代理人はイングランドでリヴァプールの幹部と会談し、ミランのオファーを提示するとともに、アクイラーニの要求も伝えている。

ミランがオファーしたのは、買い取りを義務とするレンタル移籍での獲得だ。アクイラーニが少なくとも20試合に出場すれば、ミランはリヴァプールに600万ユーロ(約6億7000万円)とボーナスを支払うというものである。アクイラーニ自身は1年目に200万ユーロの年俸を手にし、その後のシーズンは250万ユーロ(約2億8000万円)になるようだ。

ザヴァッリャ代理人とリヴァプール首脳陣が交渉で合意に至り、同代理人は『ガゼッタ』の電話インタビューで、「ミラン移籍がまとまるまで、私はここリヴァプールにいる。アクイラーニは選んだよ。彼はミランを望んでいる。すぐに合意できることを願おう」と語った。

アクライーニのミラン移籍は、25試合以上に出場すれば買い取りが義務となる形でのレンタル移籍で決まった。ガッリアーニ代表取締役は『ガゼッタ』の取材に対し、「我々は素晴らしいクオリティーの、ミランにとって正しい選手を手に入れた。だが今、ミランのマーケットはこれで終わりだよ」と話している。