中国新聞網は、21日に行われた「第7回北京―東京フォーラム」において、石破茂元防衛大臣が「中国の空母発展を脅威とみるべきではない」と発言したと伝えた。

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 中国新聞網は、21日に行われた「第7回北京―東京フォーラム」において、石破茂元防衛大臣が「中国の空母発展を脅威とみるべきではない」と発言したと伝えた。

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 「北京―東京フォーラム」は中国日報社と日本の言論NPOが主催するイベントで、開会式には日中各国の政界、経済界、学術界、メディア業界などから600人あまりが出席した。

 石破氏は同フォーラムの外交・安全保障分会で「日本は中国の空母発展を日本の安全に対する脅威とみるべきではない」と発言した。さらに、空母使用の実情を考えると現在効果的に空母を運用できているのはアメリカのみであるとした上で、空母を有効運用するために大量の艦船からなる編隊を組むのは非常に難しい指摘。また、「豊富な運用経験の蓄積も必要」と語った。

 防衛大学校の山口昇教授も石破氏の発言に同調。「一国家の海軍が空母を持つのは正常なこと。空母だけで大騒ぎすべではない」と語った。(編集担当:柳川俊之)