北京でインテルとのイタリア・スーパーカップに臨むミランは、ミラノのマルペンサ空港からフランクフルト経由で中国へと向かう。アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、「我々は伸びてきているところだ。これから1週間練習する時間がある。かなり調子は良いし、良い試合ができると思うよ」と話している。

今シーズン最初のタイトルに向け、同代表取締役は「予想はしない」とコメント。その上で、スーパーカップ勝利が「我々がクラブを運営するようになって、28度目のタイトルとなる。国外で15個目、イタリア国内では13個目となるんだ。1年に一つ以上のタイトルというこのペースを続けたい」と続けた。

一方で、マーケットについての質問も避けられないところだ。FWアントニオ・カッサーノとインテルMFチアゴ・モッタ、ジェノアFWロドリゴ・パラシオのトレードをめぐる噂について、ガッリアーニ代表取締役は次のように話している。

「カッサーノはすでにミランノ選手だ。ほかの選手たちについては何も知らない。現時点でカッサーノ(の売却)は求められていないよ。だが、彼が売却を望まない限り、カッサーノは我々と一緒に残る。以前からそう言っているはずだ。補強があるとすれば、左インサイドハーフだよ」

だが、ガッリアーニ代表取締役はリヴァプールMFアルベルト・アクイラーニへの関心を隠していない。

「特別な関心は抱いていない。だが、彼は左インサイドハーフだ。我々に必要なポジションでプレーしているから、我々の役に立つだろう。(レアル・マドリーMF)カカー? 彼がうまくやっていれば私は満足だが、イタリアの税制上、彼のサラリーは我々の手に負えるものじゃない」

一方、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はスーパーカップについて、「勝利でスタートできれば悪くない。スーパーカップはシーズン最初のトロフィーだし、獲得できればさらなる価値がある」とコメント。次のように続けている。

「この15日間、我々は間違いなく良い仕事をしてきた。だが、適切な集中力を保つことが重要となる。インテル戦は一発勝負で、モチベーションが重要になるんだ。とても暑いだろうし、湿度もすごいだろう。だから、足以上に頭が必要となる」

アッレグリ監督はインテル戦が難しい試合になることを分かっている。だが同時に、インテルについてチェックするための有益な試合になることも理解しているようだ。指揮官は、ミランとインテルがほかをリードしていると考えている。

「リーグ戦ではインテルとの対決が重要になるだろう。ほかのチームたちも補強したとはいえ、私はミランとインテルがまだほかの上をいっていると思う」