ウディネーゼFWアレクシス・サンチェスの獲得に迫っていると言われるバルセロナ。だが、彼らはそれに満足せず、アーセナルMFセスク・ファブレガスも狙っている。アーセナルのピーター・ヒル=ウッド会長が、英紙『ミラー』の中で、「セスクのことで彼らと話した。コンタクトはあったよ」と、最初の接触を認めている。

英メディアによると、アーセナルは3000万ユーロ前後(約34億円)でセスクを手放すかもしれないという。そして、レオナルド監督の退任問題が発生する前に、インテルが関心を抱いていたMFサミル・ナスリの契約延長に集中するとのことだ。なお、『ピープル』は、そのインテルの関係者が、ナスリ獲得についてアーセナルと交渉すべく、ロンドン入りしているようだと報じている。ナスリにはマンUも関心を抱いている。

いずれにしても、バルセロナがサンチェスとセスク、そしてビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシを欲しがるのであれば、スター選手を犠牲にする必要がある。英紙『サンデー・ミラー』は、バルセロナがFWダビド・ビジャを放出するかもしれないと報じた。マンチェスター・シティやチェルシーへ売り込むことを考えているという。スタートラインは4500万ユーロ(約51億5000万円)だそうだ。

だが、ビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシは、バルセロナ移籍から遠ざかっているのかもしれない。選手の代理人であるアンドレア・パストレッロ氏が、「ロッシがバルサとサインするのは、とても難しいと思う。バルサの補強資金が4500万ユーロ(約51億5000万円)で、サンチェスに3000万ユーロを払うのであれば、ロッシ獲得に払える金額はないということだ」と話している。

では、ロッシの去就はどうなるのだろうか? 同選手が再びセリエAのビッグクラブのターゲットになることはあり得る。同選手には以前から、ユヴェントスもインテルも関心を示している。