セリエA全体がバカンスのことを考えているが、それはインテルとパレルモを除いてのことだ。両チームは29日のコッパ・イタリア決勝で対戦する。インテルがリーグ最終節で納得のパフォーマンスを見せたのに対し、パレルモはキエーヴォに敗れている。マウリツィオ・ザンパリーニ会長はいつものように、この黒星を快く思わなかったようだ。

ザンパリーニ会長は23日、「昨日のようなプレーをすれば、日曜の試合(インテル戦)でも4失点するだろう」とコメント。キエーヴォ戦の黒星を受けて、デリオ・ロッシ監督と会談したことを明かし、「今朝、彼と話をして、私の考えを説明した。彼は彼の考えを説明したよ」と続けている。また、ザンパリーニ会長はロッシ監督の続投について、「ファイナルが終わってからだ」と語った。

インテルのマッシモ・モラッティ会長は先日、パレルモMFハビエル・パストーレに対する関心を明かしている。

「パストーレは間違いなく興味深い選手だ。インテルにとってだけではなく、ね。彼がやっていること、そしてそのポテンシャルを見るだけで分かるだろう。今のところ、我々には必要ないんじゃないかな。そのポジションには多くの優秀な選手たちがおり、彼らはたくさんのタイトルを獲得した。でも、このタレントに注目し続ける価値はある」

これについて、ザンパリーニ会長は「私の祖母と従姉もパストーレに関心があるんだ」と、笑って一蹴した。

なお、インテルは23日が休日となり、24日にコッパ・イタリア決勝に向けて練習を再開する。MFエステバン・カンビアッソの欠場は確実で、MFヴェスレイ・スナイデルも欠場の可能性がある。復帰可能と見られるGKジュリオ・セーザルがGKルカ・カステラッツィに代わって戻ってくる以外、レオナルド監督はリーグ最終節のカターニア戦と同じチームで臨むかもしれない。