3TB HDD時代が到来!「2TBの壁」問題を解決して3TBをフル活用する方法
パソコンの記憶装置として揺るぎないポジションを確保しているのが、大容量化が激しいハードディスク(HDD)だ。
最近では、大容量HDDもずいぶんと安価になってきた。デスクトップパソコンで使われることが多い3.5インチのHDDの場合、2テラバイト(TB)の外付けHDDタイプで8,000円台、同容量の内蔵HDDタイプなら6,000円台となってきている。
そんな大容量HDDだが、ついに3TBのハードディスクの発売が開始された。
3TBというディスク容量といえば、320GB程度が主流のノートPCの約10台分にも相当する容量だ。
一般のユーザーにとっては大海のような容量だし、動画や音楽などを記録・編集するユーザーにとって、待ちに待った大容量とも言っても過言ではない。
しかし、3TBのHDDには、ひとつ気がかりな点がある。それは「2TBの壁」の問題だ。
OSやマザーボードの仕様上、2TBを超えるHDDは使えない、あるいは使えても2TBを超える領域は認識されない問題があるからだ。
そこで、この問題を解決するために、GIGABYTEは「3TB+Unlockerユーティリティ」を開発した。
同社の対象マザーボードであれば、Windows XPなどの32bitシステムでもこのユーティリティを使うことで、今まですべての領域を使うことができなかった2TBを超えるHDDも問題なく使用することができるのだ。
「3TB+Unlockerユーティリティ」は、どんなものなのかを、ここで紹介しよう。
■「2TBの壁」を一発で解決
HDDはセクタと呼ばれるもので管理されている。32bitオペレーティング・システム(OS)の場合、2の32乗(セクタ数)にセクターサイズ(512)を掛けた2.1TBが、管理上の限界となる。3TBを超えるHDDは、OSが管理できない領域なので、使えないというわけだ。
そこで問題を解決したのが、ハイブリッドEFIテクノロジー対応のマザーボードだが、この最新の技術は少し前のマザーボードには組み込まれていない。そこで、GIGABYTEの「3TB+Unlockerユーティリティ」の登場というわけだ。
「3TB+Unlockerユーティリティ」は、同社のハイブリッドEFIテクノロジー非対応のマザーボードや32bitOSからでも、2TBを超える大容量HDDの使用を可能とするものだ。HDDに空きスペースがあれば、最大128個までのパーティション領域が設定できるのだ。
■「3TB+Unlocker」で2TB超えのHDDを使おう
いくら優れたユーティリティでも、使い方が難しければ、お話にならないだろう。実際に、「3TB+Unlockerユーティリティ」の使い方を紹介しよう。
●セットアップしよう
1.ユーティリティをダウンロード
GIGABYTEの公式ホームページの「ユーティリティ」ページにアクセスしたら、「3TB+Unlock」を選んで「アジア」をクリックすると、ダウンロードが開始される。
2.ユーティリティをセットアップ
ダウンロードしたユーティリティのファイルを解凍後、「Setup」ファイルをダブルクリックしてインストールを実行してセットアップする。完了したら、スタートアップから「スタート」-「3TB+Unlock」を実行しよう。
●2TBを超えるHDDを使ってみよう
1.BIOSの設定確認
BIOS設定画面から「Advanced BIOS Features」を選択して、「Advanced BIOS Features」の画面を表示させる。「CD/DVD Boot Option」の項目が「Auto」または「EFI」に設定されていることを確認する
2.ユーティリティの操作
「3TB+Unlock」を実行すると、使用可能なドライブが表示されるので、「作成する」ボタンを押す。「ディスクの初期化と変換ウィザード」メニューを起動して、 メッセージに従い、ダイナミックディスクに変換する。
コントロールパネルから「ディスク管理ツール」-「コンピュータの管理」-「ディスク管理」-「記憶域」-「ディスクの管理」を選択して、ドライブをフォーマットする。しばらく待つと、論理ドライブの割当てが完了して、HDDが使えるようになる。
ここで紹介した「3TB+Unlockerユーティリティ」は、Intel X58チップセット、Intel 6 シリーズチップセット、AMD 8シリーズチップセットの各種製品に対応している。今後は旧チップセットへの対応のため開発が進められており、将来的には現在出荷中のすべてのラインナップへの対応を予定しているとのことだ。
「3TB+Unlockerユーティリティ」を使用すれば、Windows XPなどの32bitシステムの「2TBの壁」をあっさりと解決することができる。GIGABYTEの対象マザーボードを所有していて2TBを超えるHDDを有効に使いたい人は、このユーティリティを活用してみては如何だろうか。
■GIGABYTE公式ホームページ
■日本ギガバイト公式ブログ「ギガバイ子日誌」
■日本ギガバイト公式Twitterアカウント
■facebook GIGABYTEマザーボードテクニカルコラム
■【GIGABYTEのPC道場】
最近では、大容量HDDもずいぶんと安価になってきた。デスクトップパソコンで使われることが多い3.5インチのHDDの場合、2テラバイト(TB)の外付けHDDタイプで8,000円台、同容量の内蔵HDDタイプなら6,000円台となってきている。
そんな大容量HDDだが、ついに3TBのハードディスクの発売が開始された。
3TBというディスク容量といえば、320GB程度が主流のノートPCの約10台分にも相当する容量だ。
一般のユーザーにとっては大海のような容量だし、動画や音楽などを記録・編集するユーザーにとって、待ちに待った大容量とも言っても過言ではない。
OSやマザーボードの仕様上、2TBを超えるHDDは使えない、あるいは使えても2TBを超える領域は認識されない問題があるからだ。
そこで、この問題を解決するために、GIGABYTEは「3TB+Unlockerユーティリティ」を開発した。
同社の対象マザーボードであれば、Windows XPなどの32bitシステムでもこのユーティリティを使うことで、今まですべての領域を使うことができなかった2TBを超えるHDDも問題なく使用することができるのだ。
「3TB+Unlockerユーティリティ」は、どんなものなのかを、ここで紹介しよう。
■「2TBの壁」を一発で解決
HDDはセクタと呼ばれるもので管理されている。32bitオペレーティング・システム(OS)の場合、2の32乗(セクタ数)にセクターサイズ(512)を掛けた2.1TBが、管理上の限界となる。3TBを超えるHDDは、OSが管理できない領域なので、使えないというわけだ。
そこで問題を解決したのが、ハイブリッドEFIテクノロジー対応のマザーボードだが、この最新の技術は少し前のマザーボードには組み込まれていない。そこで、GIGABYTEの「3TB+Unlockerユーティリティ」の登場というわけだ。
「3TB+Unlockerユーティリティ」は、同社のハイブリッドEFIテクノロジー非対応のマザーボードや32bitOSからでも、2TBを超える大容量HDDの使用を可能とするものだ。HDDに空きスペースがあれば、最大128個までのパーティション領域が設定できるのだ。
「3TB+ Unlock」ユーティリティの画面 |
■「3TB+Unlocker」で2TB超えのHDDを使おう
いくら優れたユーティリティでも、使い方が難しければ、お話にならないだろう。実際に、「3TB+Unlockerユーティリティ」の使い方を紹介しよう。
●セットアップしよう
1.ユーティリティをダウンロード
GIGABYTEの公式ホームページの「ユーティリティ」ページにアクセスしたら、「3TB+Unlock」を選んで「アジア」をクリックすると、ダウンロードが開始される。
2.ユーティリティをセットアップ
ダウンロードしたユーティリティのファイルを解凍後、「Setup」ファイルをダブルクリックしてインストールを実行してセットアップする。完了したら、スタートアップから「スタート」-「3TB+Unlock」を実行しよう。
GIGABYTEの公式ホームページの「ユーティリティ」 |
●2TBを超えるHDDを使ってみよう
1.BIOSの設定確認
BIOS設定画面から「Advanced BIOS Features」を選択して、「Advanced BIOS Features」の画面を表示させる。「CD/DVD Boot Option」の項目が「Auto」または「EFI」に設定されていることを確認する
2.ユーティリティの操作
「3TB+Unlock」を実行すると、使用可能なドライブが表示されるので、「作成する」ボタンを押す。「ディスクの初期化と変換ウィザード」メニューを起動して、 メッセージに従い、ダイナミックディスクに変換する。
コントロールパネルから「ディスク管理ツール」-「コンピュータの管理」-「ディスク管理」-「記憶域」-「ディスクの管理」を選択して、ドライブをフォーマットする。しばらく待つと、論理ドライブの割当てが完了して、HDDが使えるようになる。
論理ドライブの割当てが完了して、HDDが使えるようになる |
ここで紹介した「3TB+Unlockerユーティリティ」は、Intel X58チップセット、Intel 6 シリーズチップセット、AMD 8シリーズチップセットの各種製品に対応している。今後は旧チップセットへの対応のため開発が進められており、将来的には現在出荷中のすべてのラインナップへの対応を予定しているとのことだ。
「3TB+Unlockerユーティリティ」を使用すれば、Windows XPなどの32bitシステムの「2TBの壁」をあっさりと解決することができる。GIGABYTEの対象マザーボードを所有していて2TBを超えるHDDを有効に使いたい人は、このユーティリティを活用してみては如何だろうか。
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