マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリは先日、下部組織の選手たちに対してダーツの矢を投げていたことが明らかになった。この件により、同選手はクラブから10万ポンド(約1300万円)の罰金処分を科されることになるようだ。クラブはバロテッリに対し、短期間で自らの振る舞いを根本的に改めるように求めるという。

ヨーロッパリーグのディナモ・キエフ戦でカンフーキックを見舞って退場となっていたバロテッリは、またも罰金を支払わなければいけなくなったということだ。さらに、英紙『サン』によれば、ロベルト・マンチーニ監督と幹部の一人がバロテッリを招集し、ここ最近の信じられないような振る舞いについて明確に話し合うとも言われている。

昨夏、インテルからイングランドへと渡った当初、多くの人間はバロテッリのトラブルについて目をつむってきた。彼が若いことと、イタリアを離れての新生活に馴染む苦労があるからだ、と。だが、ケガ人こそ出なかったものの、今回のダーツの件はマンCの首脳陣を苛立たせたようだ。クラブは毎日のように、バロテッリ獲得は最悪の買い物だったと考えるようになっているという。

マンCはインテルから同選手を獲得するのに2400万ポンド(約32億円)を支払った。その代わりとして、確かに10ゴールを得ることはあったかもしれないが、何よりもマンCはトラブルを抱えることとなった。『サン』は、バロテッリ本人も移籍を後悔していると伝えている。少なくとも、金銭面に関して後悔しているそうだ。この1カ月で、バロテッリは規律処分により30万ポンド(約4000万円)も失っているからである。