パレルモは19日のセリエA第30節でミランと対戦し、ホームで1−0と勝利を収めている。就任から2連敗だったセルセ・コズミ監督は大喜びしている。リーグ5連敗中だったパレルモにとって、この日の勝利はとても重要な白星となった。さらに、パレルモはコズミ監督がチームに望むスピリットを取り戻したようだ。

試合後、コズミ監督は「今日は全員について話さなければいけないね。今日は私のチームだった。たとえドローで終わっていたとしても、私は何も文句を言わなかっただろう。今、自分たちが出せるすべてを全員が出してくれた」とコメント。次のように続けている。

「私がいつも見たいと願うような試合だった。チームは正しい姿勢と意欲、熱意を持っていたね。私が就任してからのここ2試合でなかったような激しさも見せてくれた。我々は納得いくパフォーマンスと、良い結果を必要としていたんだ。そのすべてが訪れた。以前に見せていたクオリティーとともに、今日からパレルモがリスタートできることを願っている」

「チームは私の特徴について知らなければならなかった。私のプレースタイルをね。デリオ・ロッシ前監督は素晴らしいプレーをさせていた。チームがそんな監督と仕事をしてきた中で、1、2試合で多くの問題を解決しなければならないかのようだったが、おそらく今日で失っていた精神力を取り戻したはずだ」

また、失点をせずに勝利したことで、マウリツィオ・ザンパリーニ会長も満足していることだろう。コズミ監督は「私は、彼が私に求めたことだけを考えたい。つまり、このチームが失ってしまっていたメンタルの部分でやり直すということだ」と述べている。