パレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長が20日、「インテルは新たなユヴェントスだ」と、19日のセリエA第3節で対戦したインテルを批判した。パレルモはインテルに1−2と敗れたが、判定に対する怒りをあらわにしているザンパリーニ会長は、インテルのエルネスト・パオリッロ代表取締役が判定について「おかしなことは何もない」と語ったことを受け、次のように話している。

「とんでもない。インテルは新たなユヴェントスなんだ。慣れてきているんだよ。PKがあっても、それが与えられなかったら、彼らにとってはPKじゃないんだ」

ザンパリーニ会長はインテル戦後、「4つのPK」がパレルモに与えられなかったとして、ロメオ主審のジャッジが「間違った姿勢によって左右されていた」と非難していた。このとき、同会長は自身の不満の矛先は主審に向かっており、インテルに怒っているのではないとしていたが、一晩で考えが変わったようだ。

これに対し、パオリッロ代表取締役は「我々の影響力が新たなユヴェントスのようだと言った? 私は答えないでおくよ。我々はどんな影響力も使ったりはしていない。ザンパリーニのコメントについては、ほかの人たちが評価するだろう」と話している。

一方、開幕から3試合を2勝1分で終え、パオリッロ代表取締役は「マーケットの採点をみんな見直した方が良いんじゃないかな。我々はすべてに勝ったチームを維持した。これはクオリティーとパフォーマンスの保証だと思う」と、夏のマーケットに対する満足感を表した。