アルゼンチン代表の指揮官を離れたディエゴ・マラドーナ監督が、アストン・ヴィラを率いることに関心を抱いている。同監督の代理人であるワルテル・ソリアーノ氏が15日、ブエノスアイレスで次のように語った。

「マラドーナには、イングランドへ行き、アストン・ヴィラの監督をやるという考えがある。彼はイングランドのサッカーがとても好きなんだ。それと、あの国でのライフスタイルがね。マラドーナはイングランドのスタジアムや、プライバシーを尊重するところを称賛している。イギリスに行き、アストン・ヴィラのようなビッグクラブで指揮を執れれば、彼はとても幸せだろう」

南アフリカ・ワールドカップ(W杯)の準々決勝で、ドイツに0−4と大敗を喫し、ベスト8敗退に終わったマラドーナ監督。アルゼンチンに帰国してから、同監督はアルゼンチンサッカー連盟の幹部と合意に至ることができず、代表監督の座を退くことになった。一方のアストン・ヴィラはプレミアリーグが開幕する週になって、マーティン・オニール前監督が辞任。それ以降、指揮官の座が空白になっている。

ソリアーノ代理人は近いうちに、アストン・ヴィラのオーナーであるランディー・ラーナー氏と会談する予定となっている。1986年W杯で有名な「神の手」を使って下したイングランドで、マラドーナ監督が指揮を執ることになるかどうかは、この会談に懸かっているだろう。