いま公開中の『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』の評価が極めて悪い。
同時期に『トイ・ストーリー3』をやっているものだから、どうしても同じシリーズ3作品目として見比べてしまう。

Yahoo!の映画掲示板での総合評価は、
『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』は、5点満点で2.45点。
一方、『トイ・ストーリー3』は、4.76点。ほぼダブルスコアで『トイ・ストーリー3』に軍配が上がっている。
シリーズ2前作のYahoo!の総合評価は、『踊る大捜査線 THE MOVIE2』が3.02点。『トイ・ストーリー2』は4.53点。その差は、さらに今回拡がったわけである。

共に人気でコアファンの存在するシリーズ3作品目。『踊る大捜査線 THE MOVIE3』は、前作から7年ぶり。『トイ・ストーリー3』は、10年ぶり。ファンにとっては、待ちに待った封切りであるのに・・・。そこで、その真意を確かめるべく夏休み前に、この2本の映画をはしごして観てきた。


やるたびに劣化していく『踊る大捜査線』。
映画の進行に必要ない出来事が多すぎ。
ご都合主義の登場人物が多すぎ。
伏線をはった事件の意味がない→脚本がずさん。
興行収入100億円を見込む日本映画が、本当にこれでいいのだろうかというのが正直な感想である。少なくとも『踊る大捜査線』の映画版1作目は、面白かった。その証拠に、Yahoo!の総合評価は、3.97点。それが、シリーズ3作目にして2.45点に劣化しているわけである。映画である。エンターティメントである。少々、辻褄の合わないところも見逃す。しかし、今回のお手盛り感は、言い訳できないレベルにある。


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