バンクーバー五輪の開幕まで、あと3ヶ月あまりとなった。だが、日本中が期待を寄せる女子フィギュアスケート・浅田真央は、ジャンプの不振により、先のロシア杯を5位という不本意な成績で終えた。

現在は極度のスランプ状態といっていい浅田だが、2日発売の週刊現代によると、その原因は、本人のこだわりによるところが大きいという。

同誌にコメントを寄せるスケート解説者・佐野稔氏は「今の真央ちゃんのジャンプは、試合で使えるレベルではない」と酷評しており、事実、グランプリシリーズ・フランス大会では、試合前の練習でも、得意のトリプルアクセルを10回中3回しか成功させていない。

また、スケート関係者も「浅田はトリプルアクセルにこだわらなくても金メダルを取れる可能性がある。それなのに本人がトリプルアクセルにこだわりすぎている」と指摘。さらには、タラソワコーチでさえ、浅田には腫れ物にでも触るかの如く接するようになってしまい、問題点の指摘ができなくなっているというのだ。

そんな状態で浅田が迎える次なる舞台は、12月25日に行われる五輪出場権のかかった大一番=全日本選手権。スランプを脱出し、華麗に舞う姿を見ることはできるのだろうか?