新型インフルエンザの問題が騒がれているチェルシーだが、彼らはむしろ補強に目を向けているようだ。もちろん、まずはFIFAからの処分が撤回されるかどうかを待たなければいけない。チェルシーは若手選手獲得に違反があったとして、2011年1月までの補強禁止を命じられている。

だが、チェルシーの上層部が信じているように、CAS(スポーツ仲裁裁判所)がチェルシーの異議申し立てを認めた場合、最初のターゲットの一人となるのは、アトレティコ・マドリーFWセルヒオ・アグエロのようだ。

チェルシーは昨夏もアグエロの獲得を目指していた。英紙『サン』は27日、チェルシーが4600万ユーロ(約62億2000万円)のオファーを提示すると報じているが、この金額は3カ月前のものと同じである。ただ違うのは、アトレティコ側の姿勢だ。

テクニカル・ディレクターのミゲル・アンヘル・ジル・マリン氏によると、アトレティコはアグエロとFWディエゴ・フォルランに対するオファーを聞く準備があるという。フォルランにはレアル・マドリーが関心を抱いており、昨夏に3600万ユーロ(約48億6800万円)を提示している。

さらに、イングランドのタブロイド紙によれば、ほかにもチェルシーはナポリMFマレク・ハムシクやローマMFダニエレ・デ・ロッシ、アストン・ヴィラFWエミール・ヘスキーなどを1月のマーケットで狙っているという。一方、バレンシアFWダビド・ビジャは依然として長期的な目標のようだ。