歌手の華原朋美(34)が17日未明、駅前で意識がもうろうとした状態でいるところを警察に保護されていたことが分かった。過去にも自宅マンションでガス自殺を図り、情緒不安定のまま仕事を続けてはドタキャンなどの騒ぎを起こした華原。今回も精神安定剤を大量に服用した結果とみられる。粘り強くサポートする家族の努力も空しく、症状が改善しない華原。そこに見え隠れするのはやはり”あの男”の存在か。


大勢のアイドルや歌手志望の若い女の子の群れの中から、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった音楽プロデューサーの小室哲哉が華原を選んだのは、「偶然では無く運命」に近い。
アイドル番組で“端っこの方”に映っていた華原を見いだした小室。華原は関係者を介して小室と引き合わされた。初めて華原の歌声を聞いたとき小室は、その女性らしい声とかねてからイメージしていたアーティスト像が重なり、涙を流して感動したという。

程なくして男女の関係になり、小室にとって「華原朋美」はそれまでに無い“最高傑作”となった。後に、捨てられ、小室は他の女性と結婚したが、華原朋美の心の中には10年以上もこの小室との出会いや別れが渦巻いている。

華原に落ち度は無い。
その他大勢のなかから自分を見出し、自らの才能やスター性を育て、女性としても開花させてくれたかつての恋人で恩師でもある年上の男性。その彼の心変わりと、「過去の作品」としてしか見てくれなくなった現実を目の当たりにし、彼女の純粋な心が壊れたのではないか。

パブロ・ピカソや、竹久夢二、その他世界中の画家や音楽家などの芸術家は、小室哲哉のように、とかく女性関係が乱れている。新しい女性との出会いにインスピレーションを得、本能の赴くままに作品が出来ていくので、それは仕方の無い事なのかもしれない。

芸術家を愛してしまうというのは、ほとんど“楽”よりも“苦”の方が多く、華原も例外ではない。また、人間性を失う程に1人の男性を愛し続ける彼女も、凡人には無い情熱を備えている。夢二の恋人達のように忠誠を誓うため指をつめたり、ピカソの死後、後追い自殺した二人の妻たちのような、過剰な愛情を相手に注ぐ。華原は決して弱いから薬に逃げているのでは無く、「コムロに愛を誓う為に」みずからを傷つけているのだ。

たとえ、小室が華原を受け入れたとしても、彼女は立ち直れないだろう。もはや、忠誠を誓うのは「コムロを愛する自分」であって、はなから相手など存在しないのだ。そこまで想いが深いのである。下手な渡米番組や、新しい仕事を与えても、本人が苦しむだけで何の解決にも至らない。今回のように1人で行動出来てしまう以上、見守る事さえ困難だ。

「生きてることが辛いなら〜」森山直太朗の歌が耳に残る。
今、一番彼女に聞いてもらいたい歌だ。華原が、恐れずに自分と向き合う日はくるのだろうか。

(編集部:クリスタルたまき)

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