スペインのエル・ムンド紙は17日、レアル・マドリーのラモン・カルデロン会長の友人が、クラブは来夏クリスティアーノ・ロナウドと契約する手はずをすでに整えたと明かしたと報じた。
 マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWとの契約はすでに署名を待つだけになっているが、公式には発表できないというのだ。
 マドリーは今年の夏、ロナウドの獲得を目指したが、結局カルデロン会長が「ユナイテッドを敵に回したくない」と発言をしたことで、移籍劇に幕が引かれたと見られていた。

 しかし、エル・ムンド紙は、バルセロナとのクラシコ戦のあとで、カルデロン会長の友人であるペドロ・トラポテ氏が交わした、次のような会話を掲載している。
 トラポテ氏が、「今我々がどうするつもりかと聞かれたら、我々はすでに来年の夏のために最高の選手と契約したと言うだろう」と話すと、会話の相手は、「クリスティアーノのことですか?」と尋ねた。
「一番最高の選手だ。クリスティアーノしかいない。だが、今は何も言わないほうがいい」
「どうして何も言えないんですか? 状況のよくない今こそ発表して、ファンを喜ばせればいいじゃないですか」
「いや。何も言わないほうがいい。今は発表できない条件があるからなんだ。我々にとってはいい時期でも、やってはいけないのだ。だが、悪い話じゃないだろ?」