ビセンテ・カルデロンでのレアル・マドリー戦で1-2と敗れ、目下リーガ3連敗中のアトレティコ・マドリー。開幕直後の勢いは早くも失速し、順位も8位と後退する中、アギーレ監督の将来も水曜日に行われるチャンピオンズリーグ、リバプール戦の結果如何となっているようだ。同クラブのセレソ会長は、チームがリバプール戦で敗れるようなことがあれば、アギーレ監督の解任も検討しているとのこと。

“マルカ”の読者は、レアル・マドリー戦でのアギーレ監督のスタメン採用はミスであり、永遠のライバルに敗れたのは同監督の責任と見ているものの、“マルカ”が行った「アギーレ監督は、アトレティコの監督を続けるべきか?」のウェブアンケートでは7割近くのファンが「イエス」とアギーレ監督の続投を望んでいるという結果となった。

 チャンピオンズリーグでは2戦2勝と好調なだけに、リバプール戦で勝利を収め、悪い流れを完全に断ち切りたいところだが、ディフェンスの要としてここまでの公式戦全試合に出場してきたDFウイファルシがレアル・マドリー戦で負傷。検査の結果、左足大腿二頭筋の損傷で少なくとも今後4試合の欠場が確実となり、水曜日の試合に起用できないというアギーレ監督にとってはさらなる逆風が吹いている。

“クン”アグエロにも疲労が見え、フォルランも戦列復帰したばかり。さらにはセンターバックにペレアとハイティンハしか計算にできないというディフェンスラインに大きな不安を抱えたまま迎えるリバプール戦。周囲を納得させ、ファンの期待に応えるためにもまずは勝利が絶対であり、アギーレ監督にとってはまさに正念場となる。

(スペイン通信)