逆切れ、逃亡、責任転嫁!自己中上司の大暴走

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やっぱり無視が一番?自己中上司の暴走白書30連発

人間関係トラブルの元凶ともいえる典型タイプ、それが自己中心的、略して「自己中」。特に今回、若手エンジニアを悩ませる、自己中上司の身勝手極まりない暴走行為の数々を、一挙30連発で紹介しよう。

もうだれも止められない、自己中上司の”史上最凶”伝説

過去、Tech総研ではエンジニアの人間関係にまつわるトラブル事例を題材にした記事を多数、掲載してきた。上司や顧客、営業といったトラブルを起こす相手や、SE・プログラマ、研究開発部門といった業種・職種まで、ありとあらゆるシチュエーションを紹介してきたが、その中に、あるひとつの共通点を見いだすことができた。
それが今回のテーマ、「自己中」。ワガママで身勝手、常に自分のことしか考えず、都合が悪くなると仕事を丸投げして他人に責任を押し付けるetc……など、人間関係トラブルの「元凶」ともいえる自己中人間は、われわれの職場環境に多数生息している。
今回、200人のエンジニアに「身近な自己中人間とのトラブル事例」について聞いてみたところ、その6割近くが「自己中人間=上司」と回答。(図参照)
回答者の多くが20、30代ということにも起因するが、それだけ身近な上司に悩まされているエンジニアが多いことも事実。

そこでまずはそんなエンジニアたちを苦しめる、自己中上司が引き起こした暴走行為の数々を紹介したい。


ケース1:逆ギレ上司編
「オマエがどうなっているかと聞かないからだ!」


■エピソード
ある仕事をお願いしたのだが、上司がすっかり忘れてしまい、それを棚に上げて納期までに仕事ができないことを、みんなの前で怒られた。そこで上司が忘れたことを告げると今度は逆ギレ、「オマエがどうなっているかと聞かないからだ!」とますます怒られた。

■その後・・・
頼んだことも、その日のうちにすべて自分で行い、なんとか間に合わせた。

<まだある!「逆ギレ」厳選エピソード>
・上司ができそうもない案件を強引に推し進めようとした。メンバー全員が「やめたほうがいい」「納期を延ばしてほしい」と散々言ったのだが、「努力が足りないからだ!」と残業を強要。結局導入に失敗し、その後のミーティングで「何やってたんだ!」とキレられた……。強引に進めたのはだれだよ!(被害者:システム開発・29歳)
・あるシステムのデバッグ中、上司がマシンのクラッシュボタンを押してしまった。みんなが騒ぐ中、「オレが押した、押して落ちるのが悪いんだ!」と勝手なことを言って逆ギレ。(被害者:システム開発・34歳)
・あるツールの導入時に「システム分野はわからないので、契約書が妥当かどうかの判断は任せる!問題なければそれで契約を」と言っておきながら、いざ契約となったとたんに態度が激変。「一度ちらっと契約書を見せられただけで説明を受けていない!」と怒鳴りだし、揚げ句に「おれを馬鹿にしている」などと言い出した。(被害者:社内情報システム・31歳)


ケース2:ワガママ上司編
「そんなシステム、オレは使いたくない!」


■エピソード
新しいシステムを導入し、その説明会などを行うとき、仕事が忙しいという理由で出席しない。別途日を改めて説明会を開いても結果は同じ……。説明を聞かないから、当然システムは利用できないし、揚げ句の果てに「システムそのものの出来が悪い」と自分でうわさを立てる始末。しかし実際は「システムそのものを利用したくない」というワガママからきている。

■その後・・・
「システムを使わないと業務ができない」社内ルールを作ったため、上司はしぶしぶ説明を聞き、システムを使おうとしている。

<まだある!「ワガママ」厳選エピソード>
・ある実験結果を報告したところ、自分の過去の経験ではありえなかった事象らしいのだが、私はデータに基づき説明。しかし「オレの感覚に合わない!」のひと言で実験はやり直し。結果は同じで、ほかの同様の実験結果の傾向もすべて同じ。そこまで調べ上げてもまだ疑われた。(被害者:研究・29歳)
・普通なら試作品を作るのに1カ月かかるところ、「やると言ったらやるんだ」というむちゃくちゃな指示。結局10日で作らされた。ところが、せっかく作ったのに、この実験のアホ主任はテストせずに放っているという情報が! もうあのバカの言うことは絶対聞かん。(被害者:機械・機構設計・39歳)
・周りから「無駄だ」と反発されたにもかかわらず、自分が思いついたことを「いいからやって」とゴリ押し。結果「「何でこんな無駄なことをしているんですか?」「と客に怒られていた。(被害者:運用保守・26歳)


ケース3:責任転換・丸投げ上司編
「実は担当者の作業遅延で・・・」


■エピソード
納品物であるドキュメントを、納品日直前に上司がバックアップファイルごと消去。このことを客に言い出せず、ありもしない物を「すぐに納品します」と報告。私たちに向かっては「提出しないわけにはいかない!」と徹夜でリカバリさせたが結局間に合わず……。その後、上司は客に対して「いや、実は担当者の作業遅延が原因で……」とひと言。

■その後・・・
働くだけ働かされて、結局、泣き寝入り。

<まだある!「責任転換・丸投げ」厳選エピソード>
・自分が稟議書に承認サインして、電気街の返品不可の激安店で買ってこいと指示したにもかかわらず、購入した非純正品パーツがマシンに取り付けられなかった。そのとき、経費で落とすのがいやだと言って、部下に自腹を切らせた。(被害者:システム開発・34歳)
・自分より半年前に入社した当時のプロジェクトリーダーだが、会社によく思われたいために、メンバーの残業をすべてカットした。さらに仕事の質問をしても「自分で考えろ」としか言わず、指示どおりしたことに対しても「そんなこと言ってない」といちゃもんをつける。(被害者:運用保守・32歳)
・「(ポンプの)ストレーナが詰まっているので清掃するぞ」と誘っておきながら、現場に出たとたん「オレは健康診断に行ってくるからよろしく」といって私ひとりに清掃を押し付けていった班長代理。他人の前ではいかにも仕事をしているみたいだが実は何もしてない。(被害者:生産技術・29歳)

サイトではケース4:ゴーイングマイウェイ上司編/ケース5:ありえない上司編を掲載中!
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