世界フィギュアスケート選手権をめぐり中央日報サイトがまたもや「炎上」

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   中央日報の日本語版サイト(「ジョインスドットコム」)がまたしても「炎上」に見舞われている。「自分は日本人だけど、安藤、浅田両選手よりこの(金妍兒)選手のほうが好き」とするネット上の反響が日本でもあったとする記事が「炎上」の発端だ。同サイトは2007年1月にも、秋山成勲選手について述べた記事で「炎上」したことがある。

「安藤、浅田両選手より金妍兒選手のほうが好き」

   中央日報・日本語版サイトは2007年3月25日、世界フィギュアスケート選手権で韓国の金妍兒(キム・ヨナ)選手が3位になったことについて、「日本ネチズンも金妍兒の演技を賞賛」と題した記事を掲載。それは次のような内容だ。

「24日の世界フィギュア選手権で惜しくも3位に終わった金妍兒に対し、韓国だけでなく日本のファンも激励と賛辞を送っている。日本ファンは金妍兒の美しい演技に称賛を惜しまなかった。この日の演技を見た日本の金妍兒ファンらは中央日報ジョインスドットコム日本語版ホームページに接続し、300件以上のコメントを書き込んだ」

   そして、「自分は日本人だけど、安藤、浅田両選手よりこの選手のほうが好き。今回は残念だったけど、次はがんばれ。それにしてもアジアのフィギュアのレベル高いね」といった金妍兒を絶賛するコメントを紹介した。

コメントは合計で700件にも上った

   この記事のコメント欄にはコメントが殺到。「私もキム・ヨナちゃんも好き」と言った好意的なコメントも寄せられているが、「また自己満足の民族新聞の記事か」などの批判や「荒らし」のコメントが多数寄せられ、07年3月26日夕方時点でその数は500を超えた。さらには、過去の「金妍兒、ショートプログラムでトップ」と題した記事についても、金妍兒選手が3位となった後も、批判などのコメントのほか、中傷や「荒らし」のコメントが相次ぎ、そのコメントは合計で700件にも上った。

   同サイトでは、秋山成勲が無期限出場停止処分を受けたことについて述べた、2007年1月18日付の「ネチズン『在日だから秋山を差別?』」と題した記事を掲載した折にも、コメント欄が「炎上」し、関連記事を含め、計2,000以上の批判や中傷のコメントが寄せられたことがある。
   中央日報東京支局の担当者はJ-CASTニュースに対し、

「削除依頼などがあれば本国に伝えるが、今のところそうした問い合わせはない」

   としている。