貫地谷しほり

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3月16日、かわさきアジアンフェスタ2007の前夜祭で「探偵事務所5」の劇場映画「カインとアベル」が上映。
上映された川崎ラチッタデッラに林海象監督とメインキャストが舞台挨拶に登壇した。
1日の水分摂取6リットルの内1リットルはアルコールだと言い切る宍戸錠は、赤ら顔で登場。

かわさきアジアンフェスとは、川崎駅周辺のアジア関連の食、映画、雑貨、その他文化について、その存在と集積を内外に発信するというもの。その一環として、川崎の探偵事務所に所属する探偵たちを描いたネットシネマ「探偵事務所5」の劇場映画「カインとアベル」が上映となった。なお「探偵事務所5」は、1stシーズン(全26話)と2ndシーズンの第1話が配信中である。

舞台挨拶に立った林海象監督は、「川崎という響きが格好いい。映画を撮影するのに立地が良く最後の穴場だ。また、いろんな国の方が居るので探偵映画が撮りやすい場所である」と川崎の印象を語った。虎牙光揮は、「痛みを感じないという病気で、記憶を失っているという役。その痛みを感じないというのは私生活ではあり得ないという演技が難しかった」と撮影を振り返った。

女性司会者から探偵になったら誰を調査したいかという質問に、宍戸は「司会のあなたを調べたい」と赤ら顔で答える。柏原収史は「じっとして調査をするのが苦手なので探偵には向いていないが、芝居にあこがれている佐野さんの普段の生活を調査してみたいですね」と言い、当の佐野史郎は「表情がすぐ出てしまうので探偵には向いていないが、監督を調査してみたい」と語った。

今回の出席者で紅一点である貫地谷しほりは、2007年10月から放送開始となるNHK朝の連続テレビ小説「ちりとてちん」のヒロイン役が決定したばかり。佐野史郎から「10月からおおっぴらに歩けないでしょうけど、イメージの通り清楚な貫地谷さんでいて欲しいなと願っています」、林海象監督から「この作品から育っていく若手の俳優に我々はしがみついて行きたいと思います。貫地谷さんよろしくお願いします。着いて行きます」と、エールともつかない言葉が贈られた。その貫地谷しほりは、「この作品に関わったのは3年前ですが、今後も貢献できれば思います。調査は楽しそうなので探偵をしてみのですが、調べたことを嬉しくて言ってしまいそうなので探偵には向いていませんね。宍戸さんが1日にどれくらいのお酒を飲んでいるか調べてみたいです」と語り出席者を和ませた。

最後に林海象監督が、宍戸錠が拳銃を持って走って転ぶ日活アクション映画を彷彿させる企画が進行中であると語り、舞台挨拶は終了した。

■スタッフ
監督・脚本:林海象
脚本:天願大介、利重剛
配給:メディアスーツ

■キャスト
宍戸錠、成宮寛貴、宮迫博之、貫地谷しほり、佐野史郎、柏原収史、上原歩、虎牙光揮、渡辺一志、池内博之、橋本真実、牧口元美、矢島健一、近藤芳生

■「探偵事務所5」公式サイト:http://www.tantei5.com/