男は年収でも顔でもない!?どんなに肩書きがよくても、最終的に女から除外されてしまう男の特徴
恋とは、どうしてこうも難しいのだろうか。
せっかく素敵な出会いをしても、相手に「また会いたい」と思わせない限り、デートにも交際にも発展しない。
仮に、順調に駒を進められても、ある日突然別れを突き付けられることもある。
しかし一見複雑に絡み合った恋愛でも、そこには法則があり、理由がある。
どうしたら、恋のチャンスを次のステップへ持っていけるのか、一緒に学んでいこう。
今回は、年収は1,000万を超え、条件も悪くないのにあっさりフラれた男の謎という宿題を出していた。
健太との出会いは、食事会だった。
男性陣のスペックについては事前に聞かないまま参加したが、意外にも皆様立派な方々で、私は“ラッキー”くらいに思っていた。
男女の幹事が交代で、その場にいる皆を紹介していく。
「美波は、美容系のライターとか、コスメ系ブランドのプロデュースをしています」
私の紹介が終わった後、健太の番となった。
「健太は、ここにいる中で一番の優良株! 稼ぎもいいし、女性陣どうですか?」
幹事からそんな風に紹介されて、当の本人である健太は苦笑いをしている。
そのうちに気がつけば、私と健太はペアになって話していた。
「健太さんって、デートはどういう所に行くんですか?」
「ゴルフの打ちっ放しとかかなぁ。美波ちゃんゴルフする?良ければ一緒に行く?」
「是非〜!行きたいです♡」
最初は、私も乗り気だった。
見た目も悪くないし、きちんとした仕事もしている。しかし実際に彼とデートしてみたら、健太に“ウンザリ”してしまったのだ。
健太が知らぬ間に口にしていた、女を幻滅させる言葉とは?
健太との初デートは、宣言通りゴルフの打ちっ放しになった。
デート当日、車で家の下まで迎えに来てくれた健太の車に乗り込む。
彼の車は買いたてのようで、且つ、本人の表情からとてもその車が気に入っている様子が伝わってきた。
そこで、車で迎えに来てもらった女性ならば、相手の男性のために“一応言わなくてはいけないであろう”セリフをきちんと言う。
「健太さんって、素敵な車に乗っているんですね!」
大概の男性は自分の車に愛着を持っている。なので車を褒めることは、会話の潤滑油にもなることを、女性は知っている。
「そう?ありがとう。ちょっと頑張ったけど、やっぱり男も30歳になる前に良い車くらい買っておかないとなぁ〜と思って」
-“良い車”。
たしかに素敵な外車ではあるが、自分で“良い車”と言ってしまう健太が可愛くて、私は思わず微笑んだ。
しかし、ここからの健太の言動が、どうしても受け入れられなかったのだ。
解説1:年収1,000万自慢は、いらない。
打ちっ放しの後は、一度車を置きに帰ってから、囲炉裏が印象的な、『然(sabi)』に再集合することになった。ディナーのため、健太が先に店の予約を済ませておいてくれたのだ。
美味しい料理と共に、会話も弾む。
「美波ちゃん、今本当に彼氏いないの?」
「いないですよ〜。半年前に別れてから、独り身です。健太さんは?」
「僕も彼女いないよ。」
「なんで?健太さんモテそうなのに!どんな子がタイプなんですか?」
ここまでは、普通の会話だった。しかし、次の健太の言葉に私は少し違和感を覚えてしまったのだ。
「んー…肩書きとか年収目当てで寄ってこない子、かな。中身を好きになってくれる子がいいかも」
-え?…そんなに凄く稼いでいるんだっけ?
たしか健太は会社勤めだった気がする。そこまで言うほど、年収が高いのだろうか?
疑問を抱きながらも、適当に相槌を打った。
「そっかぁ〜。健太さんくらいになると、年収目当ての女子が寄ってきちゃうんですね」
「そうなんだよね。30歳くらいで、年収1,000万以上あるサラリーマンの職種って限られてくるみたいで。でも年収目当てとかは嫌だな」
-限られているのか…?
ザッと頭の中で、会社員で年収1,000万越えと言われる職種を思い出す。外資系金融、外コン、商社、テレビ局、大手広告代理店、外資系IT…
そもそも結構職種はあるし、東京の中心で遊んでいると、これらの仕事をしている男性と出会う機会はかなりあり、知人の中にも大勢いる。
「そんな目的で寄ってこられたら嫌ですよね...」
そう答えたものの、何だかちぐはぐな印象を受けた。
健太自身が、年収1,000万でアピールしようとしている感が否めない。
それなのに“それ目当てで寄ってくるのが嫌”というのは、何だかとても矛盾している気がしたのだ。
自慢げな健太に対し、美波の心境は…。
解説2:女の「またね♡」は本気の場合と、社交辞令の場合がある
「どうする?もう1軒行ける?」
時刻はまだ22時半だった。これで解散でも良かったが、せっかくの週末だしもう一杯くらい飲みたい気分だ。もう一軒行くことにしよう。
「美波ちゃんと一緒にいると最高に楽しいな〜」
そんな風に嬉しそうにはしゃぐ健太を横目に、私はこのあとの2軒目で、次回のデートの有無を判断しようと考えていた。
◆
「カッコイイね、この店の内装も照明も全部」
「ですよね?私、こういうテイストのお店大好きなんです」
西麻布交差点近くにある『twelv.』は、以前知人から紹介してもらってから来るようになった店だが、私はこの店のハイセンスな雰囲気が大好きだった。
そこから話題は、お互いの家のインテリアのことになる。
「へぇ〜意外!美波ちゃんの家は白がメインの、ガーリーな感じかと思ってた」
「全然!むしろその真逆です」
私の家は家具などもかなりこだわって揃えており、ホテルライクな感じだ。
「健太さんのお部屋は、どんな感じなんですか?」
そう、私が尋ねると、健太は得意げな顔で答えたのだ。
「僕はタワマンの24階だから、夜景が綺麗に見えるんだよね。ソファーはかなり高いものを買ったけど、他はシンプルだよ」
-わざわざ階数を言う必要、ありますか?
そう心の中で突っ込みながらも、黙って笑顔で健太の話を聞くことにする。
「あとこの前38万円するスピーカー買ったんだけど、それが良くてさ〜」
健太は部屋の写真を見せてくれたが、決してセンスが良いとは言えない部屋だった。
それと同時に、今回のデートの初めから感じていた違和感が、今ハッキリと形になって見えてきた。
会話の中に、自慢が多いのだ。
しかもその自慢の内容の全てが、中途半端なことも否めない。
女性が、年収で男を見ないといえば嘘になる。高収入であればある程、モテ度も増すだろう。
けれども、それが全てではない。
それなのに、そんなに年収を振りかざされても対応に困る。100%そこを見ていないわけではないが、本当は相手の中身を好きかもしれないのに、“年収につられて寄ってきた”と思われるのは心外だ。
それに、実際にもっと高い年収を稼ぐ人たちは、決して自分から年収自慢などしない。
上には上がいることをわかっているし、東京に生息している女性たちには"自慢する男"がいかにモテないということを、彼らは痛いほど知っているのだ。
「今日はありがとうございました!」
「タクシー代、足りる?って、お家近いから大丈夫か。しかもこんなことするなんて、港区おじさんみたいだよね(笑)」
そして、こういう中途半端な人に限って、タクシー代を払うフリをする。
こちらとしては貰う気もないが、払わないなら最初からそんな演技、しない方がいいのに。
「そうですよ〜 近いので、大丈夫です!健太さん、またね♡」
-はぁ。なんか、無駄に疲れたデートだったなぁ…。
そう思いながら、私はタクシーの窓から流れる東京の夜景をぼうっと眺めていた。
ちなみに、私の年収が健太より高いことは、彼には秘密にしておこう。
▶NEXT:10月20日 土曜更新予定
デート直後に女から“無理!”と言われてしまった男
あなたも、デート中、異性に自慢話をされて困ったことはありますか?
今回は「 デート中、異性に自慢話をされて困ったことはありますか? 」という質問について、東京カレンダーが提供する婚活アプリ『東カレデート』の女性会員に向けアンケート調査を実施。
次ページにて、約1,000人の独身女性のリアルなアンケート結果もお楽しみください!
どうしても自慢したがるのが男のサガ?独身女性のリアルな回答は…
過半数を超える女性会員が「自慢話をされて困ったことがある」と回答。
楽しみにしていたデートの最中、反応しがたい話をされ困惑した女性は数多くいるようだ。
では、そんな自慢話とは実際にどのようなものなのだろう?
具体的なエピソードを
・仕事&学歴
・お金&ステータス
・恋愛&過去の栄光
の部門別に紹介していこう。
仕事・学歴自慢
「仕事自慢」
・「仕事忙しいアピール。本当に多忙なんだろうけど正直どうでもいいし反応に困る。忙しいだろうなーと思って自分から誘えなくなる。」(女性/事務)
・「仕事で英語を使うという話になり、デート中いきなり英語で話し出したこと。」(女性/会社員)
・「医師に自分の優秀さや仕事の尊さを語られて困った。」(女性/大手企業)
・「仕事で大役を任されている話や、あんなすごい人と会って俺は…という話が多い。」(女性/会社員)
「学歴自慢」
・「学歴について、自分の出身校のことを自慢してきたけど、わたしの方が偏差値が上だった。」(女性/学生)
・「いかにして難関大学に入れたか!基本的に高学歴男子は好きですが、そこの自慢はいらない!」(女性/大手企業)
・「俺まじで頭いいからさ。俺の頭脳を国のために使わなきゃ、国にとって損失だから!と言われてドン引きした。」(女性/東証一部上場企業)
・「留学したことを自慢されたが、実際はたった1ヶ月で、しかも自慢気に覚えた英語のフレーズとして披露されたのが “I'm a stranger here”。中学で習う英語。」(女性/会社員)
寝ていない、食べていないという定番の忙しいアピールをはじめ、自身の仕事がいかにすごいか、どれだけ必要とされているかを語られたという女性が多数。専門用語や業界特有の話題を出され、会話の大半が理解できなかったという回答も見受けられた。
また、学歴については実は自分の方が上だったというコメントが数多く寄せられ、自慢になっていないというケースも多いようだ。
お金持ち・ステータス自慢
「お金持ち自慢」
・「年収を自慢されたが自分とそんなに変わらなかった。」(女性/会社員)
・「お金と時間があるから美容皮膚科に行っている。ちなみに全身脱毛でつるつるだと言われた。」(女性/会社員)
・「収入に困ってなく今後も○千万円以上の年収が確実だから俺の彼女になっておいたほうがいいよと言われた。」(女性/会社員)
・「通帳の貯金額がすごいんだけど見たい?と聞かれた。」(女性/アパレル・販売)
「ステータス自慢」
・「某有名アーティストのバックダンサーと友達だというなんでもない話を、すごく自慢気に言われて困った。」(女性/会社員)
・「キャバクラで何十万使った、持ち物の値段(このベルトはいくら等)、元カノはCAだった云々…どれも引きました。」(女性/秘書)
・「自分の自慢ではなく親の持っている車の自慢をされました。車は好きですが、親の自慢をされても興味ありませんでした。」(女性/事務)
・「有名人と知り合いだとか、特別な人しか行けないパーティーの話とかされると困る。」(女性/マスコミ・広告)
年収や、芸能関係者と知り合いであることなど、聞いてもいない話を延々と語られたという女性が数多くいた。お金を持っているという自慢をする人に限ってケチという意見も多く、デートを割り勘にされたという声も。
恋愛・過去の栄光自慢
「モテ自慢」
・「結構ぽっちゃりな男性が、昔は痩せててバスケもやってたし、某イケメン男性みたいな感じで結構モテたんだよと言ってきた。そんな面影がなく想像も出来ず、なんと返したらいいか困った事がある。」(女性/会社員)
・「数々の女を抱いてきたと言われて、返答に困りました。」(女性/会社員)
・「最近まで18歳と付き合っていたとアラフォーの男性に自慢されて、困惑した。」(女性/医師)
「過去の栄光自慢」
・「過去に勤めていた大手企業で、凄い役職についていたという話、経費が使い放題だった話。」(女性/会社員)
・「過去のワルだったぞアピールが凄くて笑顔でスルーしてしまいました。」(女性/保育士)
・「小学校で足が速かったエピソード。昔すぎ。」(女性/看護師)
あなたは異性の自慢話に困ったことはありますか?
ぜひ、ご意見やエピソードをコメントにご記載ください!
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※アンケート調査概要
調査期間: 10月9日〜10月10日
回答数: 975件
対象: アッパー層限定の審査制恋活・婚活アプリ『東カレデート』の入会審査に通過をした独身女性の会員。