【釜山聯合ニュース】米軍のオハイオ級原子力潜水艦「ミシガン」が13日、韓国南部・釜山の海軍基地に入港した。同艦の釜山入港は、北朝鮮の朝鮮人民軍創建記念日だった4月25日に続き今年2回目。挑発を繰り返す北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。

 同艦は全長170.6メートル、全幅12.8メートル、水中排水量約1万9000トンで、世界最大規模の原子力潜水艦となる。射程2000キロ以上のトマホーク(巡航ミサイル)約150発を搭載し、遠く離れた場所から北朝鮮の重要施設を攻撃できる。

 北朝鮮の弾道ミサイル発射を前後し、「ミシガン」が今年2度も釜山に入港したことで、朝鮮半島を巡る米海軍の作戦動向が注目されている。

 今月7日には米海軍の最新の攻撃型原子力潜水艦「ツーソン」が韓国南部の鎮海に入港し、11日に出港した。それからわずか2日後に、鎮海に近い釜山にミシガンが入港したことになる。

 米海軍の原子力空母「ロナルド・レーガン」も近く朝鮮半島近海に到着するとされる。