アメリカ代表は勝てばW杯出場だったが…

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 ロシアW杯北中米カリブ海予選の第10節が10日に行われた。同予選は3位までがW杯出場権を獲得。メキシコとコスタリカがすでに決めているため、残り1枠をアメリカ、パナマ、ホンジュラスの3チームが争う形で最終節を迎えた。

 2チームに勝ち点2差をつけるアメリカ代表は勝てば自力でW杯出場を決める一戦。最下位ですでに敗退が決まっているトリニダード・トバゴのホームで最終戦を戦った。しかし前半17分にオウンゴールで失点すると、同36分にも失点。2点ビハインドで折り返した後半は、2分に19歳MFクリスチャン・プリシッチのゴールで1点を返したが、1-2でまさかの敗戦を喫した。

 勝ち点を伸ばせなかったアメリカに対し、4位のパナマ代表はホームでコスタリカ代表に2-1で勝利。前半に先制を許したパナマだったが、後半13分と同43分の2得点で逆転勝ちした。

 そしてメキシコ代表とホームで対戦したホンジュラス代表は先制を含む2度のビハインドを跳ね返すと、2-2で迎えた後半16分に3点目を奪って逆転。難敵メキシコ相手に3-2で逆転勝ちを飾った。

 この結果、パナマが3位に浮上して、初のW杯出場権獲得。ホンジュラスがオーストラリアとの大陸間プレーオフに進み、アメリカは8大会ぶりにW杯出場を逃すことになった。

 以下、順位表と最終節結果

【順位表】

1.☆メキシコ(21)+9

2.☆コスタリカ(16)+6

3.☆パナマ(13)-1

4.★ホンジュラス(13)-6

5.アメリカ(12)+4

6.トリニダード・トバゴ(6)-12

第18節

(10月10日)

トリニダード・トバゴ 2-1 アメリカ

パナマ 2-1 コスタリカ

ホンジュラス 3-2 メキシコ

▼W杯出場国

メキシコ(7大会連続16回目)

コスタリカ(2大会連続5回目)

パナマ(初出場)


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