高畑充希「ラブシーンは恥ずかしくて…」――胸キュンがとまらない! 映画『植物図鑑』インタビュー
「よかったら俺を拾ってくれませんか?」――冴えない毎日を送るOLが、ある晩、家の前でお腹を空かせた男性を拾う。そんな嘘のような出会いからはじまる同名恋愛小説の映画化『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』でヒロインを演じる高畑充希。少女漫画の主人公のような“黒目がちな瞳”が女心を豊かに物語り、非現実的だが優しい作品の世界にぴたりとハマっている。しかし本人はというと、「私、絶対に拾えないし(笑)」と意外にクールな発言!? 作品の肝であるラブシーンの撮影ウラ話、相手役の岩田剛典さん(EXILE/三代目J Soul Brothers)の印象など、たっぷり語ってもらった。
撮影/川野結李歌 取材・文/新田理恵 制作/iD inc.
スタイリング/大石裕介(DerGLANZ) ヘアメイク/市岡 愛(ピースモンキー)
衣装協力/ワンピース&ソックス(パレ ド キワンダ:tel.03-6805-0625)、ピアス&リング(オーロラグラン 表参道 ショップ:tel.03-6432-9761)、パンプス(スタイリスト私物)
――今作が映画初主演ですね。オファーを受けたときはどんな気持ちでしたか?
ついに来たかと思いました。自分には主演があんまり向いてないほうだと思っていたので、「どうしよう…」という感じでした。自分が崩れると作品も崩れてしまうかも…というプレッシャーもありました。
――作品を引っぱらなければいけない立場ですもんね。
主演ということより、登場人物が少ないほうがプレッシャーでした。ほとんど私と岩田(剛典)さんのふたりしか出てこないので。今回はホントに、自分たちふたりにかかっているという感じがありました。
――そのプレッシャーをどうやって乗り越えたのですか?
現場の空気がとてもよくて、スタッフさん達と密な関係になれたのが大きかったです。“キャストふたりとスタッフさん”というチーム感があって、だいぶ助けていただきました。実は、岩田さんとスケジュールの合う日が少なく、時間がホントに限られていたんです。なので、「今日中にこのシーンは絶対撮らなきゃ」という状況がよくありましたが、スタッフさんたちもまったくピリピリせず、むしろラブシーンなんてみんなキャーキャー言いながら見ていて(笑)。
――楽しそうな現場ですね!(笑)
キャストふたりをカップルとして盛り上げてくださったので、恥ずかしくて“とてもできたもんじゃない!”と思うシーンもありましたが(笑)、なんとか乗り切ることができました。
――高畑さん演じるさやかは、岩田さん演じる樹(いつき)を拾って同居生活を始めます。現実にあったらビックリな設定ですよね。最初このストーリーを聞いたとき、どう思いましたか?
ファンタジーだなと思いました。私なら絶対に拾えない(笑)。映画は岩田さんだから成立していますけど、現実だと大変です。
――(笑)。
だから、樹は樹で「拾ってください」というのはすごくハードルが高いシーンだったと思いますし、さやかはさやかで、「ごはん食べていきなよ」「泊まっていきなよ」「じゃあ、住んじゃえば」というあの三連チャンは、演じるのがとても大変でした。普通だったら絶対言わないセリフだからこそ、そこでお客さんに「え?」と思われてしまったら、そのあと入り込みにくいだろうなと思って。
――そこで違和感を持たせてはいけないという気持ちだったんですね。
リアリティのあるお話ではないから、あそこで違和感を少しでも減らせることができれば、その後はファンタジーとして楽しんでもらえるのかな、と思いました。序盤で“冴えない人”というイメージで、さやかを落とすところまで落としてもらって、「いいことなさ過ぎ。なんかないかな」…というタイミングで「タイプかも?」と思える人を拾っちゃったという展開に。序盤でネガティブなエネルギーがあれば、拾うエネルギーが生まれるかなと。そこがターニングポイントだったように思います。
――積極的な行動に出たさやかと、ご自身に共通点はありますか?
うーん…ないです。積極的だったときもあったんですが、年齢が上がるにつれて全然積極的じゃなくなっちゃいました。初恋のときが一番積極的で、徐々に下がってる一方かも(笑)。
――ちなみに初恋は?
幼稚園でした(笑)。そのころが一番、好きな子に「好き」アピールをしていました。今は大人になっちゃったのか、「好き」って思っても「好きじゃないですけど」みたいな顔をしちゃう。可愛くないですね(笑)。
撮影/川野結李歌 取材・文/新田理恵 制作/iD inc.
スタイリング/大石裕介(DerGLANZ) ヘアメイク/市岡 愛(ピースモンキー)
衣装協力/ワンピース&ソックス(パレ ド キワンダ:tel.03-6805-0625)、ピアス&リング(オーロラグラン 表参道 ショップ:tel.03-6432-9761)、パンプス(スタイリスト私物)
恋愛に積極的なヒロインとは共通点ゼロ?
――今作が映画初主演ですね。オファーを受けたときはどんな気持ちでしたか?
ついに来たかと思いました。自分には主演があんまり向いてないほうだと思っていたので、「どうしよう…」という感じでした。自分が崩れると作品も崩れてしまうかも…というプレッシャーもありました。
――作品を引っぱらなければいけない立場ですもんね。
主演ということより、登場人物が少ないほうがプレッシャーでした。ほとんど私と岩田(剛典)さんのふたりしか出てこないので。今回はホントに、自分たちふたりにかかっているという感じがありました。
――そのプレッシャーをどうやって乗り越えたのですか?
現場の空気がとてもよくて、スタッフさん達と密な関係になれたのが大きかったです。“キャストふたりとスタッフさん”というチーム感があって、だいぶ助けていただきました。実は、岩田さんとスケジュールの合う日が少なく、時間がホントに限られていたんです。なので、「今日中にこのシーンは絶対撮らなきゃ」という状況がよくありましたが、スタッフさんたちもまったくピリピリせず、むしろラブシーンなんてみんなキャーキャー言いながら見ていて(笑)。
――楽しそうな現場ですね!(笑)
キャストふたりをカップルとして盛り上げてくださったので、恥ずかしくて“とてもできたもんじゃない!”と思うシーンもありましたが(笑)、なんとか乗り切ることができました。
――高畑さん演じるさやかは、岩田さん演じる樹(いつき)を拾って同居生活を始めます。現実にあったらビックリな設定ですよね。最初このストーリーを聞いたとき、どう思いましたか?
ファンタジーだなと思いました。私なら絶対に拾えない(笑)。映画は岩田さんだから成立していますけど、現実だと大変です。
――(笑)。
だから、樹は樹で「拾ってください」というのはすごくハードルが高いシーンだったと思いますし、さやかはさやかで、「ごはん食べていきなよ」「泊まっていきなよ」「じゃあ、住んじゃえば」というあの三連チャンは、演じるのがとても大変でした。普通だったら絶対言わないセリフだからこそ、そこでお客さんに「え?」と思われてしまったら、そのあと入り込みにくいだろうなと思って。
――そこで違和感を持たせてはいけないという気持ちだったんですね。
リアリティのあるお話ではないから、あそこで違和感を少しでも減らせることができれば、その後はファンタジーとして楽しんでもらえるのかな、と思いました。序盤で“冴えない人”というイメージで、さやかを落とすところまで落としてもらって、「いいことなさ過ぎ。なんかないかな」…というタイミングで「タイプかも?」と思える人を拾っちゃったという展開に。序盤でネガティブなエネルギーがあれば、拾うエネルギーが生まれるかなと。そこがターニングポイントだったように思います。
――積極的な行動に出たさやかと、ご自身に共通点はありますか?
うーん…ないです。積極的だったときもあったんですが、年齢が上がるにつれて全然積極的じゃなくなっちゃいました。初恋のときが一番積極的で、徐々に下がってる一方かも(笑)。
――ちなみに初恋は?
幼稚園でした(笑)。そのころが一番、好きな子に「好き」アピールをしていました。今は大人になっちゃったのか、「好き」って思っても「好きじゃないですけど」みたいな顔をしちゃう。可愛くないですね(笑)。