「王子」と呼ばれる男・岩田剛典とのラブシーンは…



――さきほどから話を聞いていると、高畑さんは意外とクールなリアリストなのかなと感じたのですが(笑)、普段から少女マンガって読まれたりします?

あまり…(笑)。でも小学生の頃は、少女マンガの世界に憧れていました。

――やっぱり…(笑)。

でも私、すごくロマンチストな部分と、リアリストな部分が半々くらいであるみたいで、撮影しているときも、作品の世界にどっぷり浸かっていてロマンチストな部分と、どこかで時系列を俯瞰で見ているリアリストな自分がいて、不思議な感覚でした。



――ラブシーンを演じるときも、ロマンチストな高畑さんと、冷静に状況判断している高畑さんがふたりいる、みたいな感じだったのですか?

そうかも…。でも、あのときは現場全体でロマンチストになっていました(笑)。スタッフさんが(撮影中の)さやかと樹が映るモニター画面を撮った画像を100枚くらい送ってくださったりとか…。記念に置いておく1、2枚に絞り込むのが本当に大変でした(笑)。

――現場全体で盛り上げてくれたんですね。

とても盛り上げてくれましたし、私と岩田さんが仲良くなればなるほど、幸せボルテージが上がるような現場だったんです。だから私たちも純粋に仲良くいようと思えたし、スタッフさんのテンションを上げるためにラブシーンを頑張るぞ、と(笑)。“酔っ払っているときにシラフの人がいる”ような、どこかで冷静に見られている感じがあったら、こちらも緊張していたかもしれないですが、みんなで酔っ払っていたから、楽しく撮影できました。



――岩田さんとの空気感が大事だったと思います。コミュニケーションを取るように意識しました?

はい。ほとんどふたりしか出てない作品なので、もしもふたりの気が合わなかったら現場が辛すぎると思って(笑)。初日からお互いに様子を伺いながら、「早く距離をつめなきゃ」と。前半はロケだったこともあり開放的な空気感でしたし、岩田さんも想像していたよりのんびりした方だったので、心配は無用でした。

――お会いする前はどんなイメージを…?

私、EXILEのみなさんが、踊り終わって汗だくの上半身裸の状態で、テレビ局の廊下で息を切らしている横を通りかかったことがありまして…。そういうハードなイメージがありました(笑)。

――それが実際にお会いしたら真逆の雰囲気だったんですね。

現場では本当に樹に徹してくれていたので、終始のんびりやっていました。ソファーに座ってお互い別のことをして、気が向いたら話す、みたいな。岩田さんのマイナスイオンというか、リラックス効果はスゴかったです。現場ではみんなに「王子」と呼ばれていました。



――映画はファンタジーの要素いっぱいの設定でしたが、現実的に誰かと一緒に暮らすとなると、何か相手に求める条件はありますか?

穏やかな人! あと、ごはんとお酒が好きな人。あとは…笑いのツボ。同じことで笑える人が好きです。これが一番大事かも!(笑)

――樹はその条件に当てはまるのでは?

うーん…樹は、私にはちょっと合わないかも…。ミステリアスすぎるし、年齢や誕生日とか聞いてもふんわりごまかされるのは怖いです(笑)。本当はどう思っているのかなって不安になってしまう。それに樹は完璧すぎて自分のダメなところを見せづらそうなので、私にはカッコよすぎる人なのかもしれません。

――樹みたいな“料理男子”はどうですか?

料理男子、いいですね。男性に限らず、ごはんを作ってもらえたら無条件にキュンとします。女の子に作ってもらったら「奥さんにしたい!」と思っちゃう(笑)。私も料理をするので、作れる人、作れない人というより、おいしく食べてくれる人がいいです。

ごはん大好き! 食事シーンは本気で食べてます(笑)





――さやかと樹を結びつける上で、食べものの役割は大きかったですよね。

私自身、食べることが仕事よりも好きで(笑)、この映画に限らず、ごはんを食べるシーンがとても好きなんです。食べるシーンは難しいといいますが、私はこんなにお芝居を助けてくれるものはないと思っています。食事のシーンはいつも本気で食べてしまう。今回の作品は「食」がテーマとして大事なことだったので、純粋に「おいしい」と思って食べていましたし、「人と食べるってすごくいいな」と感じていました。

――現在、朝ドラの撮影もあってお忙しい日々だと思いますが、気持ちの切り替えやリラックスしたいときのごはんも大事ですよね。

一週間に1日は「おいしいものを食べる日」を設定していて、そこに向かって頑張っています。今、朝ドラという長い長い現場にいるので、毎日のご褒美、毎週のご褒美を自分で用意して、1回1回リセットしていくことが大切。『植物図鑑』を撮っているときは、同時に蜷川(幸雄)さんの舞台の稽古もやっていたんですが、稽古が厳しくて…。だから、この映画の撮影が癒やされるご褒美になっていました(笑)。



――週一のご褒美として、最近召し上がったおいしいものは?

最近は朝ドラのスタッフさんと、魚介類専門のお店に行きました。箱でウニが出てくるお店で、スプーンですくって食べるんです。煮付けとか、ハマグリの酒蒸しとか、お刺身とか…。

――次のご褒美で食べたいものはありますか?

今、お寿司が食べたいです。お肉も好きなので、焼き肉は普段から行く機会が多いですんですけど、お寿司ってよっぽど何かないと行かないですから(笑)。

――ご自身ではどんな料理を作ることが多いんですか?

今はサボりまくっていますが、煮込む作業が好きで。時間ができたら煮物を作ります。

――では、スケジュールに余裕ができたら、何かやりたいことはありますか?

旅。国内、海外どちらでもいいです。長期で時間がとれたらヨーロッパに行きたいです。

――それは、「ヨーロッパのお芝居が観たい」みたいな希望があるから、とか?

もちろん、おいしいものを食べに! です!(笑)



【プロフィール】
高畑充希(たかはた・みつき)/1991年12月14日生まれ。大阪府出身。AB型。2005年、山口百恵トリビュート・ミュージカル『プレイバック part2〜屋上の天使』のオーディションで主演の座を獲得し、女優デビュー。07年から6年間にわたり『ピーターパン』で主役を務める。映画初出演は07年『ドルフィンブルー フジ、もういちど宇宙へ』。以降、多数の話題作に出演。舞台では15年『逭い種子は太陽のなかにある』で読売演劇大賞優秀女優賞を受賞。同作と『いやおうなしに』の演技で杉村春子賞も受賞した。放送中のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロイン役が好評。今年は映画『怒り』(9月17日公開)、舞台『わたしは真悟』(12月〜17年1月)が控える。
【Twitter】@mitsuki_tamago


■映画 『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
6月4日(土)全国ロードショー!
公式サイト:http://shokubutsu.jp/

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■受付期間:6月1日(水)12:00〜6月7日(火)12:00

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・当選者発表日/2016年6月8日(水)
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・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから6月8日(水)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。6月11日(土)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

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