ただのテレビを5,000円ぽっきりでスマートTVにする「Fire TV Stick」映画もゲームも全部入りの恐るべきコスパ

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ここ最近、急にテレビを次世代テレビに変身させる「スマートテレビSTB(セット・トップ・ボックス)」が流行している。

スマートテレビは、テレビのHDMI端子に接続するだけで、テレビで動画配信サービスを見放題で利用できるだけでなく、インターネットやゲームまで楽しめるようにしてしまうのだ。

●「STB」は各メーカーが出している
自宅のテレビをスマートテレビに変える「STB」は、大手メーカーが次々に投入してきている。
・Google 「Nexus Player」「Chromecast」
・Apple 「Apple TV」
・ドコモ 「dTVターミナル」

が、これまでの有名なSTBだった。

ところが、これらを吹き飛ばすほど、強力なスマートテレビが登場した。
それが、ネット通販大手のAmazonがだしたSTB「Fire TV Stick」だ。

●「Fire TV Stick」はコスパが最高 なんと全部入りだった
Amazonが出しているSTBは、「Fire TV」といい、使う用途で製品がいくつかある。
もっとも手頃種類は、リモコン(音声検索非対応)が付属しながら4980円で購入できる「Fire TV Stick」だ。

ちなみに、Android搭載のSONY ブラビアは安いモデルでも10万円以上する。
わずか5000円で「スマートテレビ」化できる「Fire TV Stick」は破格と言えるだろう。

価格はわずか5000円未満なのだから、「機能や性能が、何か足りないんじゃないの」と疑いたくなる。

しかし、安心して欲しい。筆者宅に届いた「Fire TV Stick」は、全部入りのスマートテレビだった。
何が入っていたかと言うと、
・Fire TV Stick本体
・HDMI延長ケーブル(10cm)
・給電用microUSBケーブル
・給電用ACアダプタ
・リモコン本体
・リモコン用単4電池2本

つまり、サービスを受けるための一式はすべて入っている。
使うために、別途購入するモノは、なにもないのだ。

特に、無線リモコン付きで5000円の「Fire TV Stick」はコスパが非常に高いと言える。

●なんと、Amazonアカウント連携済み 設定不要で使える
さらに、嬉しいのが、「Amazonのアカウントにひも付け済み」というところだ。

Amazon経由で「Fire TV Stick」を購入すると、購入したアカウントがあらかじめ入った状態で出荷されるのだ。
そのため、テレビに接続したあと、Wi-Fiに接続するだけで、すぐにプライムビデオなどが視聴できる。

「アカウントはなんだったっけ?」や「パスワード忘れた」といった、初期設定のトラブルや煩わしさが「Fire TV Stick」には無いのだ。

●利用できる動画サービスが多い
「Fire TV Stick」の一番の利点は、テレビで動画配信サービス(VOD)が見放題ということだ。

これまで各社のSTBは、自社のサービスしか使えない製品が大半だった。
映画やドラマが好きな人は、複数の動画配信サービスを利用している人も多い。当然、複数STBを用意しないといけないので、かなり不便だった。

しかし、「Fire TV Stick」は、利用できる動画配信サービスの多いことが、大きなポイントなのだ。
「Fire TV Stick」なら、これらを全て見ることができる。
※各サービスの契約は必要
Amazonプライムビデオ
・Hulu
・Netflix
・ニコニコ動画
・GyaO!
・ビデオマーケット



多くの動画サービスに対応しているのは重要だ


プライムビデオ以外に、大手動画配信サービスが使えるため、そのどれかに入っている人は、間違いなく、今までよりも便利になるだろう。

また、アプリやゲームも使えるため、動画用以外にも、ゲームをダウンロードして遊ぶという使い方もアリだ。
ゲームの操作には、付属のリモコンがそのまま使えるので、追加費用無しで、ゲームも満喫できる。
さらに、もっとゲームをやりこみたい人には、別売りのゲームコントローラーも用意されている。

操作もサクサクで、使えるサービスも多い「Fire TV Stick」は、現状、テレビをもっと面白くするアイテムとしては、魅力とコスパの高いと言えそうだ。


布施 繁樹